このような動きを担う主体として表に示すようにカテゴリーキラーやアウトレットなどロードサイド立地を主流とする多様な業態店の開発・導入がなされてきた。そして、90年代後半に入ると、総合スーパーの低価格戦略によってこれらの価格遡及型新業態も行き詰まりをみせるなど、激しい変化に直面している。
○これらの変化はいずれも消費者の購買行動の多様化に対応する動きから生まれてきたものであり、小売業においては、消費者の支持を受けることのできない業態・店舗は衰退に向かうことを示している。この結果、構成店舗の護送船団型の保護によって商店街全体を維持し続けることが、困難となりつつある商店街が顕在化している。
