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エ ドイツにおけるラントシャフツ・プラン

エコシティ(都市環境計画)のモデルのひとつとなったのがドイツにおける「風致・景観計画」(ラントシャフツ・プラン/以下略してLプランとする)である。

ドイツでは、市民レベルの環境保護運動や市民による都市づくり運動が盛んであり、1971年には「環境計画」を、1976年にはそれを改正した「連邦自然保護法」が制定された。これは、わが国の「環境基本法」(1993年)に相当するものである。その中で、土地利用計画(Fプラン)は風致・景観計画(Lプラン)と、地区詳細計画(Bプラン)は緑化計画と同時に策定することが義務づけられ、これによって従来の都市計画と環境計画とが、車の両輪のように相互補完する仕組みが制度化された。(図表3-3)

 

 

 

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