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図表2-18 介護のタイプ別にみた痴呆の期間

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(注) I:デイケアもグループも利用しないケース
家族だけの力で世話をすると、十分なリハビリができないため痴呆の悪化が速く、3年以内に家族はお手上げの状態になる。その後、ナーシングホームや精神病院などに入れば、最低8年から15年くらいそこで過ごすことになる。

II:デイケアだけを利用するケース
デイケアに週に何度か通えば、1年-12年は自宅で生活できる。痴呆が悪化してナーシングホームなどに入っても3年以内であろう。

III:デイケアとグループホームを両方利用するケース
デイケア(最高5年くらい)やグループホーム(これも最高5年くらい)で、適切なリハビリなどを受けながら活動的な生活を送ると痴呆の悪化は鈍化し、入院を避けられる可能性が高い。たとえ、終末期にナーシングホームなどに入っても、非常に短期間だろう。

 

図表2-19 グループホームとナーシングホームの違いによる痴呆の状態

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資料:ベッティ・アルフレッド(ルンド老年学センター研究員)作成

 

 

 

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