規制緩和をビジネスチャンスと見なせば、例えば、旅客あるいは貨物のどちらかのニーズに焦点を合わせ、それを満たすことだけを目的とするフェリーの形態の導入も考えられる。 以下では、近畿発着航路の特性と整合するフェリー事業のあり方を検討する。 3)近畿発着の中・長距離フェリーのあり方 表8-5は、中・長距離フェリーの想定形態と近畿発着フェリー航路との適合性についての評価結果である。
規制緩和をビジネスチャンスと見なせば、例えば、旅客あるいは貨物のどちらかのニーズに焦点を合わせ、それを満たすことだけを目的とするフェリーの形態の導入も考えられる。
以下では、近畿発着航路の特性と整合するフェリー事業のあり方を検討する。
3)近畿発着の中・長距離フェリーのあり方
表8-5は、中・長距離フェリーの想定形態と近畿発着フェリー航路との適合性についての評価結果である。
表8-5 中・長距離フェリーの形態と近畿発着の中・長距離 フェリーの適合性(導入可能性のある形態)
1]北海道航路 北海道航路では従来型旅客フェリーに加えて「高速貨物フェリー」と「RoRo船」が適合すると考えられる。このうち「RoRo船」については既に、堺泉北港と苫小牧港間に運航している。「高速貨物フェリー」も現在の敦賀〜小樽間のフェリーが時速29.4ノットであることから実現ずみともいえよう。
1]北海道航路
北海道航路では従来型旅客フェリーに加えて「高速貨物フェリー」と「RoRo船」が適合すると考えられる。このうち「RoRo船」については既に、堺泉北港と苫小牧港間に運航している。「高速貨物フェリー」も現在の敦賀〜小樽間のフェリーが時速29.4ノットであることから実現ずみともいえよう。
前ページ 目次へ 次ページ