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表8-3 規制緩和後の中・長距離フェリーの形態とその特性

 

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これらの形態はすでに導入済み、あるいは導入計画のあるもので、まったく新しいコンセプトではない。しかし、規制緩和を踏まえて、上記の形態のようなフェリーの導入が促進されることが考えられる。

 

2]近畿発着の中・長距離フェリー航路の特性

近畿発着の中・長距離フェリー航路は、舞鶴・敦賀〜小樽の北海道航路以外は、近畿と四国・九州を結んでいる。航路距離も最長585km(大阪〜志布志)から、最短62km(和歌山〜徳島)まで大きな幅がある。航路も航行上制約の多い瀬戸内海を経由するものと外洋を経由するものがある。したがって、規制緩和後のあり方の検討においては、対象航路の特性を踏まえて航路群ごと行うことが望ましいと考えられる。

わが国の中・長距離フェリー航路は、近畿と四国及び九州を結ぶものと関東・東北と北海道を結ぶものが代表的である。近畿発着航路の特性を見るために、関東〜北海道航路と対比したものが表8-4である。

 

 

 

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