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・コンテナターミナルのゲー卜待ち車両対策

コンテナターミナルのゲート待ち時間が発生しており、これへの対応が望まれる。このゲート待ち対策として港湾運送事業者が予約搬出人システムの導入による事前に貨物の引き取り時間を予約し優先的にゲートチェックを行える仕組みをつくる。そのためには、システムの開発の他、ターミナル隣接地におけるストックヤードの整備や、搬出人作業の共同化、さらには情報化等を進める必要がある。また、コンテナターミナル内の荷役機器の高速化・自動化・情報化を進め、迅速な荷役を進め渋滞解消を図る。

 

アンケート結果からみると、トラック事業者においては、ゲート待ち時間の解消に強い要望を有している。

(近畿圏内の海上コンテナ取り扱いトラック事業者向けアンケート調査結果)

ゲート待ち時間の解消(80.8%)

ゲートのフルオープン化(50.0%)

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○東京港:アドバンスト・トラック・ゲート・システム

ドライバーが着席したままコンテナ搬出人の手続が可能なドライブスルー型のチェックインブースを採用。札渡しスリップとプラスカードの発酵の無人化、書類は管理棟にいるゲートクラークがモニターでチャック。海上コンテナの番号自動認識システムを装備し、ゲート後方のカメラでコンテナをモーター・画像処理し、認識を行う。また、ゲート上部に設置したカメラでコンテナの天丼損傷の有無を確認。これらアドバンストシステムにより大幅な省力化、処理時間の短縮化、ゲートクラークの動労環境の改善などに効果

 

 

 

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