・オフレールステーションの整備 (臨海地区、内陸地区)
内陸輸送費用削減を図るため、輸入貨物の輸送や空コンテナの調達等に対して鉄道の利用を進める。直接鉄道に面していない港湾や、海上コンテナが集積する内陸貿易拠点において、JR貨物や関係企業、自治体などによるオフレールステ丁ションの設置を図り、大阪貨物駅、神戸港貨物駅・百済貨物駅,安治川口貨物駅等、貨物駅とのアクセシビリティを高める。オフレールステーションは線路を有さない鉄道駅のことであり、ここで鉄道貨物を集約化し最寄りの線路に接続されている鉄道駅まで輸送する。
荷主企業の利便性を増すための複合一貫輸送体制を確立するためのコンテナ、シャーシ、パレット等のユニットロード化を図る必要がある。
オフレールステーションのイメージ図
・国内施設に対する国際物流情報ネットワーク網の整備
(国際物流EDI、インターネット型EDI)
サプライチェーン時代においては輸入貨物の定時到着が重要であり、そのため輸入過程における貨物位置確認が重要となる。
このため、今後、進められるであろう国際EDIに準拠した国内の物流EDIを進める。港湾を利用する関連企業がつくるコンソーシアム化により検討を進める。
また、従来は専用回線のEDIが志向されていたが、インターネットの爆発的な利用拡大によりインターネット型EDIの利用も検討する。
物流企業による宅配便等のトレース情報提供サービス
荷主が宅配企業のインターネット上にホームページにアクセスすることにより、自分の貨物の所在地を貨物番号入力により随時確認することができる。