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表II-1 近畿圏における輸入消費財物流効率システム構築上の課題

 

1)企業の国際物流構築目的に合致した国際物流基盤・システムの構築上の課題

1]迅速性の確保

・臨港・臨空地区からの直接デリバリー機能の強化

・検査・通関等の迅速なスルー体制の強化

・国際物流情報ネットワーク化

2]コスト低廉性の確保

・国際物流共同施設整備・活用の促進

・施設稼働率の向上(24時間化等)

・港湾周辺地域の空間の有効利用

3]効率性の確保

・国際物流サポート企業の育成・集積化の促進

・商・物流の効率化の促進

・海外での高品質、効率的な仕分け、流通加工の実施促進

4]スケールメリットの確保

・広域集荷機能の強化

・西日本向け消費財流通拠点などの立地促進

5]利便性の確保

・ネットワークの充実

・物流関連サービス業の集積促進

6]安全性の確保

・臨空、臨港地区での検査機能の強化

・便数の充実

7]ネットワーク性の確保

・国際物流基盤と民間物流施設との連携強化

・港湾・空港におけるマルチモーダルヘのアクセシビリティの向上

・配送ネットワークの強化、内陸通関拠点とのネットワークの強化

 

2)充実した関西国際空港を起点とした輸入貨物のアジル・デリバリーシステムの構築上の課題

1]空港周辺での輸入物流サービス機能の強化

2]タイムラグを最小とするエア・ツウ・エアによる国際・国内輸送の展開

3]路線ネットワークの一層の充実、大型機化による事業効率性の確保

 

3)大阪港、神戸港を起点とした効率的なトータル・輸入ロジスティクスシステムの強化上の課題

1]企業ニーズに対応した「ストップ&ゴー」システムのための機能・空間の提供

2]トータルでのコストの低廉性、オンタイムスケジュールの追求

3]国際物流決定機能の強化

4]規制緩和等によるフレキシブルな企業活動空間の創造

 

4)その他港湾におけるアジアからの効率的な輸入物流システムの構築上の課題

1]効率的な国内外フィーダー・ネットワークの整備

2]立地インセンティブゾーンの設置等、基幹荷主の立地促進

3]地域共同輸入システムの構築

 

5)生活環境を向上させるための物流効率化への課題

1]配送効率性の追求

2]マルチモーダルの展開

 

 

 

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