日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 社会 > 成果物情報

過疎地域活性化のための交流施策のあり方に関する調査研究

 事業名 過疎地域振興対策
 団体名 過疎地域問題調査会 注目度注目度5


ジャズと神楽の呼吸が微妙にマッチし受ける。このライブは、毎年8月に開催され、県内外から約5千人が集まるほど人気がある。和と洋のドッキングという奇抜なアイデアが成功した。若者から高齢者まで参加できるユニークなイベントが人を集め交流を生み、活性化の起爆剤となっている。若者の定住につなげるという狙いもある。「神楽はこんなによいものだったのか」と神楽座に入る若者も増えているという。

 

5 コメント

 

(1) 交流の相手として1) 北九州の中核都市である福岡市、2) 県内の近隣都市である大分市、別府市、3) 姉妹都市の福岡県庄内町、の三つの地域を特定し、それぞれ目的を持たせた交流スタイルは、循環型の交流の成熟に有効な手法と思われる。

(2) 交流が成果をあげるためには、交流の主役である住民の意識の成熟が肝心たが、この点、現地調査で懇談した住民の人たちの中に優れたリーダー性を感じさせる複数の人材がいたのが印象的で心強い。

(3) 交流相手を受け入れる形であるため、受け入れ側の“サービス過剰”気味の傾向が反省点として指摘されたが、交流を軌道にのせるためにも、これは積極的に議論すべきで、当面はやむを得ないだろう。相互に訪れ合う循環型の交流システムが定着すれば解決できる問題であり、息の長い視点で考えるべきだと思う。“過剰サービス”と考えては、サービスを受ける側の心の負担となり、せっかくのサービスがかえって真の交流を阻害することになりかねない。

(4) 庄内町は神楽の里で多彩な神楽イベントが展開されているのが印象的だが、中でも神楽とジャズをドッキングさせた「ミステリアスライブ・イン庄内」はユニークでアイデア賞ものだ。より有効に活用したい。

(5) 課題の一つとして町全体のホスピタリティ戦略を挙げたい。一般に、過疎地の人たちは“つきあい上手”とは言えない傾向があるが交流の成熟には“つきあい上手”になることが肝心。相手に「来てよかった」「また来たい」と思わせるような確かなホスピタリティを地域に浸透させたい。行政と住民がホスピタリティを語り合い、納得のいく交流活動を展開したい。

(6) 庄内町の交流の歴史は浅く、行政も住民もまだ試行錯誤の部分を残しているという印象を受ける。今後、入り込み観光客の増加に対応する宿泊施設の整備、町が要望している道路整備など課題も多い。しかし、行政も住民も交流に意欲的な努力が感じられ、交流の理念もしっかりしている。一村一品という大分県の長い歴史の実績があるからだろうか。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
774位
(33,747成果物中)

成果物アクセス数
14,079

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2021年9月11日

関連する他の成果物

1.「過疎地域振興対策」の報告書
2.EPIC連続セミナー開催案内チラシ(埼玉会場)
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から