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藤沢男声合唱団

 

団長 中村眞治

 

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「発見、出会い、再発見」

今回の市民オペラ「リエンツィ」は序曲こそ耳にしたことはあったものの、その全容を知る事はなく、楽譜を手にして初めてスケールの大きさに驚いたものです。しかし、当団にはヨーロッパ留学中にその本場のステージを鑑賞する機会に恵まれたメンバーも居て、本邦初公演出演に胸をときめかせているやに聞いています。さて、当団の市民オペラ出演回数も数を重ねて来ましたが、意外な経歴、経験をもつ人物が在籍していることも判りました。(前述のメンバーもその一人ですが…)当然、市民オペラ創始者の故福永先生と団員の関わりはたくさん有りましたが…。

その1、指揮者 若杉弘氏が高校生時代の先輩の団員の存在(若杉氏は ご存じ無い?)。その2、総監督 畑中良輔氏が教鞭をとって居られた(数十年前です)当時の教え子がメンバーに。それもあまり先生と年齢の変わらない?(先生すみません!)等々…。

私どものように、一般社会人の現役とOBが中心で、且つ特定の大学グリーOB等で固めていないグループではそういった方々との関わりは、なかなか有り得ないことと思われます。偶然といえばそれ迄ですが…。

今回の市民オペラを作り上げて行く過程での様々な発見、出会い、そして再発見はメンバーの貴重な思い出として、いつまでも残るものと存じます。本日のオペラの舞台から、皆様方に団員がどのような発見、出会い再発見を重ねて出演しているか、探し当てて頂ければ幸いです。

 

湘南コー口・ステラ女声合唱団

 

団長 鈴木奈奈

 

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湘南コーロ・ステラ女声合唱団が、藤沢市民オペラや湘南台シアターオペラに参加させていただきますのは、「ウィンザーの陽気な女房たち」「アマールと三人の王様」に続き、今回で3度目となりました。今回出演させていただく6人のうちのほとんどが、初めてオペラを経験いたします。

しかし、湘南白百合学園在学中、「アイーダ」のゲネプロを見学させていただいて以来、私達にとって藤沢市民オペラは親しみやすいものであると同時に、憧れの舞台でもありました。

今回、この「リエンツィ」の舞台に出演できますことを、大変光栄に思っております。特に今回は、「平和の使者」という重要な役を演じさせていただくということで、未しみでもあり、また、気の引き締まる思いでもあります。

本番当日舞台の上で、音楽を愛し楽しむ心を、ご一緒させていただく出演者のみなさま、そして、舞台を見に来てくださる皆様方と共有できましたら、私達にとってこれ以上の喜びはありません。

最後になりましたが、これまで私達を懇切丁寧にご指導くださいました諸先生方、舞台を支えてくださいましたスタッフの皆様方に深く感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

 

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