湘南市民コールは、昭和60年の「アイーダ」より参加させて頂いております。
小澤征爾先生が、サイトウキネンフェスティバルで、オペラをやらないと、音楽の半分を知らずに終わるとおっしゃっていましたが、私達アマチュアの立場で、自ら参加してオペラの楽しさを味あわせてくれた、藤沢市や、何よりも細部にわたって御指導くださった、故福永先生に大変感謝しています。
そして、藤沢市民オペラを今に引き継いでくださった畑中先生、若杉先生のお陰で、今回日本初演とも言える「リエンツィ」に参加できた訳です。
若杉先生とは、湘南市民コールとしてより、晋友会合唱団として、長年に亘り共演させて頂いておりますが、JAO(日本アマチュアオーケストラ連盟)を指揮なさった時、その熱意に感激致しました。このJAOのコンサートは、全国から選抜されたメンバーが、一週間の合宿練習を経て、サントリーホールでコンサートを行うものですが、その練習に毎日付き合われ、いっしょに音楽を創っていかれる姿は、私達の様なアマチュア音楽家にとって、大変頼もしいものでした。日々出来上っていく音と音楽を、実感したときの感動は、言葉では言いつくせないものでした。
本日のコンサートに至るまでには、7月の練習始めより、5ヶ月に亘る時間がかかっています。そこで得られる感動は、私達合唱団にとってお客様とは一味違ったものとなるでしょう。
湘南市民コール単独としては、平成11年2月27(土)18時より、鎌倉芸術館にて、関屋晋就任40周年記念 第45回定期演奏会を開催します。新日本フィルの共演により、モーツァルトK337ハ長調ミサ他を演奏します。ご期待ください。