鳥取県出身。東京芸術大学卒業、同大学院修了。ロータリー財団奨学生としてイタリアに留学。1993年第24回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門優勝、シエナ大賞受賞。94年より、大賞の資金で再度渡伊、その間に第10回ヴィオッティ・ヴァルセジア国際音楽コンクール入賞。二期会のオペラ「フィデリオ」、「トロヴァトーレ」、「フィガロの結婚」、東京室内歌劇場のオペラ「ポッペアの戴冠」、「エウリディーチェ」、モーツァルト劇場のオペラ「魔笛」等、多くのオペラでバスの主要な役を演じてきた。また今年2月の愛知県におけるオペラ「ルイーザ・ミラー」のヴァルター伯爵役は、特に好評を得た。演奏会の独唱者としても、N響、読売日響、日本フィル等に客演し、若杉弘、シャルル・デュトワ、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス等の指揮者と共演した。また96年より、「東京オペラグループ」の代表として活動を開始、「奥様女中」の挿入台本・演出・ウベルト役は、度重なる公演のたびに観客より暖かく迎えられている。来年は「ドン・キホーテの唄」と題するCDをリリースする他、多くのステージが予定されている。