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Kardinal Orvieto

 

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小鉄和広 枢機卿オルヴィエート(22日・28日)

 

Kazuhiro Kotetsu

 

鳥取県出身。東京芸術大学卒業、同大学院修了。ロータリー財団奨学生としてイタリアに留学。1993年第24回イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門優勝、シエナ大賞受賞。94年より、大賞の資金で再度渡伊、その間に第10回ヴィオッティ・ヴァルセジア国際音楽コンクール入賞。二期会のオペラ「フィデリオ」、「トロヴァトーレ」、「フィガロの結婚」、東京室内歌劇場のオペラ「ポッペアの戴冠」、「エウリディーチェ」、モーツァルト劇場のオペラ「魔笛」等、多くのオペラでバスの主要な役を演じてきた。また今年2月の愛知県におけるオペラ「ルイーザ・ミラー」のヴァルター伯爵役は、特に好評を得た。演奏会の独唱者としても、N響、読売日響、日本フィル等に客演し、若杉弘、シャルル・デュトワ、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス等の指揮者と共演した。また96年より、「東京オペラグループ」の代表として活動を開始、「奥様女中」の挿入台本・演出・ウベルト役は、度重なる公演のたびに観客より暖かく迎えられている。来年は「ドン・キホーテの唄」と題するCDをリリースする他、多くのステージが予定されている。

 

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志村文彦 枢機卿オルヴィエート(23日)

 

Fumihiko Shimura

 

山梨県出身。武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。第22回イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門金賞受賞。第27回日伊声楽コンコルソ第1位入賞。第1回藤沢オペラコンクール奨励賞受賞。第62回日本音楽コンクール入選。ニ期会公演「ドン・ジョヴァンニ」の騎士長でオペラデビューし、続いて「シモン・ボッカネグラ」のフィエスコ、「ラインの黄金」のファーゾルト、「ワルキューレ」のフンディング、「シンデレラ」のドン・マニフィコ役で出演。また、「ドン・ジョヴァンニ」のレポレッロ、「コシ・ファン・トゥッテ」のグリエルモ、アルフォンゾ、「フィガロの結婚」のフィガロ、バルトロ、「アイーダ」のランフィス等を演じる。湘南台シアターオペラ「アマールと三人の王様」のバルタザール、「リゴレット」のスパラフチーレに出演した。コンサートにおいては、「第九」をはじめ、「レクイエム」、「メサイア」、「グレの歌」、「ミサ・ソレムニス」等のソリストとして、数多くのオーケストラと共演している。藤田昌克、A・ボッティオン、V・テッラノーヴァの各氏に師事。二期会会員、日伊音楽協会会員、日本演奏連盟会員。

 

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若林勉 枢機卿オルヴィエート(29日)

 

Tsutomu Wakabayashi

 

東京都出身。国立音楽大学卒業後、東京芸術大学大学院修了。二期会オペラスタジオ第40期を修了。修了時に、最優秀賞並びに川崎静子賞を受賞。オペラでは「リゴレット」のスパラフチーレ、「マクベス」のバンコー、「椿姫」の医師グランヴィル、「セヴィリアの理髪師」のバジリオ、「フィガロの結婚」のタイトルロール等をレパートリーにしており、一方ではロッシーニ「荘厳ミサ曲」、ベートーヴェン「第九」をはじめとするオケ付き合唱曲等のソリストとしても活躍、本年8月には埼玉県和光市においてソロリサイタルを、10月には都内でジョイントリサイタルを開催し、ドイツリートと日本歌曲のコンサート歌手としても本格的な第一歩を踏み出した。国内におけるコンクールの実績も、第67回日本音楽コンクール(歌曲)第1位、第66回同コンクール(オペラアリア)第3位、第9回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位、第3回藤沢オペラコンクール入選をはじめ多数の入賞・入選を果たしており、オペラ・歌曲を問わず、またイタリア・ドイツ、日本・ロシアといった言語や音楽様式の異なる各分野においていずれも高い評価を得ている。本年度五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞、これにより12月よりミラノに留学の予定。

 

 

 

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