日本財団 図書館


Steffano Colonna

 

013-1.gif

 

工藤博 ステファノ・コロンナ(22日・28日)

 

Hiroshi Kudo

 

平塚市出身。1965年東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。68年同大学院オペラ科を終了。65年芸大メサイアのバスソロでコンサートソロデビューの後「第九」を始め「メサイア」諸々の「レクイエム」他多くの「オラトリオ」「ミサ曲」からオルフの「カルミナ・ブラーナ」まで多岐に亘るソリストをつとめ、ボリュームの有る安定した声と、豊かな音楽解釈によって、その都度好評を得てきた。一方、66年芸大オペラ「ドン・ジョバンニ」のレボレロ役でオペラ歌手としてデビューの後、二期会をはじめ、新国立劇場、藤原歌劇団、東京室内歌劇場、東京オペラプロデュース、日生劇場、その他の主催するオペラで重要な役をつとめ、ことに藤沢市民オペラには、79年の「竜恋譜」から毎回出演し、「ウィリアムテル」のタイトルロールの好演にたいして、ジローオペラ賞を受賞した。主なレパートリーには「フィガロの結婚」のフィガロと伯爵、「ドン・ジョヴァンニ」のタイトルロール、「魔笛」のパパゲーノ、「椿姫」のジェルモン、「カルメン」の闘牛士、「夕鶴」の運ず、などが有るが、その他ワーグナーから現代オペラまで主役に出演したオペラは50演目以上にのぼる。最近はサロンコンサートの連続企画や若手の育成にまで尽力している。フェリス女学院大学講師。

 

013-2.gif

 

末吉利行 ステファノ・コロンナ(23日)

 

Toshiyuki Sueyoshi

 

大阪府出身。東京芸術大学卒業、同大学院終了。畑中良輔、平野忠彦、河合武彰の各氏に師事。宗教曲のソリストとして極めて高い評価を受け、またドイツリートや日本歌曲のコンサートも多く、「第九」などオーケストラとの共演でも活躍しているが、オペラでも、「ドン・ジョバンニ」のタイトルロール、「フィガロの結婚」の伯爵、「ラ・ボエーム」のマルチェロとショナール、「蝶々夫人」のシャープレス、「椿姫」のジェルモン、「愛の妙薬」のベルコーレ、「サロメ」のナザレ人等多くのレパートリーを持ち、最近では、「カルメン」のエスカミーリョ、「コシ・ファン・トゥッテ」のグリエルモ「魔笛」のパパゲーノ、「道化師」のシルヴィオで連続して二期会本公演に出演し、その存在感のある歌唱と幅広い演技力で注目を集め、昨年度ジローオペラ新人賞を受賞した。藤沢市民オペラには「椿姫」「ファウスト」「魔笛」「トゥーランドット」「ウィンザーの陽気な女房たち」に、湘南台シアターオペラには、「昔噺人買太郎兵衛」「霊媒」「泥棒とオールドミス」に出演している。藤沢市在住。二期会会員。ヨコハマシティオペラ会員。

 

013-3.gif

 

松尾健市 ステファノ・コロンナ(29日)

 

Ken-ichi Matsuo

 

岡山県出身。国立音楽大学卒業。1986年ミラノに留学。翌年帰国。その後3年間のサラリーマン生活を経て、90年8月音楽活動を再開する。91年4月オペラ「パリアッチ」トニオでオペラデビュー、その後数多くのオペラに出演。藤沢市民オペラには「ヴィンザーの陽気な女房たち」カーユス博士役で出演した。特に96年7月に行われたマクベス(関西初演)では、タイトルロールを見事に演じ絶賛され、また97年二期会「フィガロの結婚」伯爵での好演は記憶に新しいところである。またその活動は国内のみにとどまらず、ヨーロッパを始めとする国々で演奏会に出演。特に米オハイオ州オペラでの「トスカ」スカルピア出演では、現地新聞紙上で、声と存在感を持ち合わせたすばらしいバリトンと絶賛さる。またソリストとして、「第九」、モーツァルトの「レクイエム」、「メサイア」、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」等に出演。コンサート活動にも意欲的に取り組み、92年より「松尾健市の歌とお話(世界は巡る)」と題して、約30カ国100都市で自分自身が体験した話をまじえ、各種研修会、学校鑑賞会等に出演、好評を博す。二期会会員、二期会ロシア歌曲研究会会員、二本演奏連盟会員、ぐるーぷなーべ会員。藤沢市在住。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION