東京芸術大学指揮科卒業。卒業と同時にN響指揮研究員となり、カイルベルト、マタチッチ、サヴァリッシュ、アンセルメ、フルネ氏らの薫陶を受ける。読売日本交響楽団常任指揮者、ケルン放送交響楽団首席指揮者、チューリッヒ・トーンハレ協会芸術総監督・同管弦楽団首席指揮者、東京都交響楽団音楽監督・首席指揮者を務めた。オペラの分野ではダルムシュタット歌劇場、ドルトムント歌劇場を経て、日本人初のGMD(音楽総監督)としてライン・ドイツ・オペラに着任。つづいてドレスデン国立歌劇場およびシュターツカペレ常任指揮者、ミュンヘン国立歌劇場指揮者を歴任。モーツァルト、ワーグナー、R.シュトラウス作品を得意とし、近くは新国立劇場開館記念公演ワーグナー「ローエングリン」、R.シュトラウス「アラベッラ」を成功させた。現在、NHK交響楽団正指揮者。芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院賞、朝日賞、毎日芸術賞、サントリー音楽賞、モービル音楽賞ほか受賞多数。びわ湖ホール芸術監督、日本芸術院会員。藤沢市民オペラでは93年、「トウーランドット」公演を大きな成功に導いた。