一方、日本ではどうでしょうか?日本の女性やお母さんはこの様に元気でしょうか?確かに日本の女性も強くなってきており、社会に進出するようになってきて元気です。でも、お母さんとしての強さはどうでしょうか?今日本は物質的に恵まれ過ぎており、家庭を守らなければ…という感が薄く、お母さんの強さが弱まっているのではないでしょうか?私は経済的物質的に恵まれている日本の家族と、それらには恵まれているとは言えないけれど精神的には恵まれているフィリピンの家族を考えると、未来が明るいのはどうしてもフィリピンだと思ってしまいます。私は日本で強い女性であるとともに強いお母さんにもなりたいと思いました。
さて、これで感想も最後、F. F. に対する考察も最後の機会となります。F. F. の研修があったのが3月前半、それが終わってレポートを書くために再びF. F. に浸ったのが6月後半。これを書き終えたらわたしとF. F. の付き合いは終わり…というのではなく、F. F. により気づいた事を含め始まった事がたくさんあるという事について触れておきたいと思います。
いっしょにF. F. の研修に参加した仲間とは、現在も連絡を取り合い情報を交換したりしています。F. F. 以前は全く知らなかった人たちと交わる機会をとても感謝しています。私の知らなかった事を知り合った人数分知る事ができるし、私のやる気も刺激してくれるのでその人数分元気が出てきます。
国際保健関係では、今回のF. F. の研修内容を自分達で「評価」して、この夏の国際保健医療学会で発表する機会を得ました。自分達で「評価」を実践する事で、後のF. F. の発展に貢献できたらという望みで始めたのですが、これがなかなか難しく、しかしこの難しさを実感する事ができよかったと思います。
医学部生として、今は様々な国際協力機関を見学することしかできませんが、それがそれらの団体のモチベーションの向上につながっているのではないか、と勝手に意義付けしてしまいました。学生という中途半端な身分だからこそ、勝手な事を言えたり簡単に見学できたりするので、この身分をどんどん活かす事こそ重要なのでしょう。
そして将来に向けて、様々なものの見方ができるように見聞を広げたいです。今私がF. F. に参加して感じたり考えたりした事を述べてきました。しかし、私自身これから変わる事でそれらも変わってくると思います。変わった自分がF. F. についてどのような意見を持つか、それはその時の自分によるのですが、様々な意見を生み出せるよう自分を変えていきたいです。
この感想文はここで終わりですが、ここに書いた事はここが始まりなのです。