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3月10日(火)

 

○本日のスケジュール・内容

午前 JICAマニラ事務所訪問

JICAマニラ事務所のMs.Oritaのお話をうかがいました。JICAの概要、組織、活動などについて説明していたいただいた後、私たちの質問に答えていただきました。私たちの質問としては以下のようなものがあげられました。

Q1.JICAのプロジェクトに対する評価の仕方。

A1.JICAが専門家に依頼して調査してもらっているが、評価に使った資料は公開している。

Q2.国際保健協力を行っている組織にはWHO、JICAなどの各国政府機関(GO)、NGOがあるが、それぞれの活動はどうコーディネイトされているのか。

A2.各国政府機関間の話し合いによって、活動地域、活動内容が重ならないようにしている。NGOとの調整はとくになされていない。

Q3.JICAの技術専門家の招聘、派遣、および待遇について。

A3.技術専門家の招聘にもいては、これまでJICAからの依頼によっていたが、最近公募制も導入し始めた。(医療の分野ではまだである。)派遣前には派遣前研修を行っている。技術専門家のなかでも医師の待遇は他の専門家に比べてよい。

Q4.JICAはソフト面よりもハード面の援助が得意である、という意見について。

A4.そのような批判もあるが、実際はそうでもない。かつてはJICAのプロジェクトが評価されないこともあったが、それはJICAがまだ未熟であったためだと考えられる。現在はノウハウも蓄積され、評価されることが多い。

 

14:00 University of the Philippines College of Medicine

・医学部学生と学生担当のEsteban教授(解剖学)と我々との話し合い

・グループに分かれて、UP施設見学(UP学生が案内してくれる)

・OCAMPO学長(女性)の話を伺い、質問

・Phlippine General Hospital(フィリピン大学の病院)へ

・APOLINARIO教授(整形外科)の話を伺い、質問

・グループに分かれて、病院見学(UP学生が案内してくれる)

 

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ホテルの一室にて夜のミーティング

 

 

 

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