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9:30 Dr Sima Huilan

栄養・安全な食物を摂取、感染症でない病気(癌・糖尿病など)をコントロール、精神的な健康の促進、母子の健康とfamily planningの促進、老化に関する問題(寝たきりなど)の解決、環境問題の解決、意志の疎通と社会関係の1問題の解決により、最終的に全ての人々が健康であることを目標としています。

10:00 Dr N.V.K.Nair

田舎では医者が不足しているので、看護婦に仕事内容を訓練する。また、看護婦の役割ももranditionalからprofessionalへ看護婦の収入、教育、地位を向上させたい

10:30 Dr B.P.Kean

WHOの歴史についてから話しが始まり、WHO以前にはどのような団体があったか、WHOが1948年にできた時の様子などを詳しくお話頂きました。それから、フィリピンに事務局があるWPRO(Western Pacific Regional Office)についてもお話頂き、その組織構造などを理解できました。国際協力でのWHOと他の団体の協力関係はという質問に対しては、パプアニューギニアにおけるWHOとUNICEF共同で行っているプロジェクトを紹介して下さいました。

11:00 Dr S.T.Han(Regional Director)

WHOの基本理念と国際保健協力についての基本的な考え方について講義いただいた。WHOの目的は、すべての人々が可能な最高の健康水準に到達させることにある。国際社会において多国間の調整能力と強いリーダーシップが求められる。その中で、国際協力の在り方として、assistという考え方ではなく、cooperateであり、援助する側と援助される側は、常に対等の立場であるという認識が前提でなければならない。我々は、Donorとは言わず、Partnerを通常使う。また、日本から各国へ派遣される専門家について、その興味が派遣国に対してよりもむしろ、自分の研究分野に偏る傾向があるとのお話もいただいた。

国際協力においては、To Love,To work together,partnershipが鍵となるとの言葉が印象的。――講義後、WHOにて昼食会(Dr.Han主催)

14:00 Dr S.Omi 質疑応答

・臨床医と公衆衛生(WHO)の意思決定について

臨床医は医者:患者=1:1で、患者は弱く力関係ははっきりしている。原則として診断してから治療する。公衆衛生はmassが対象。WHOは全体の調整役で、その当事国と専門家やドナー国などの話し合いの場を作るコーディネート役。

 

 

 

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