○感想
ここの人たちは皆明るく、時にはユーモアを交えてお話しを聞かせてくれました。ここは、最終的には地元の人の自立を促す援助の、よい成功例だと思いました。また、女性がとてもパワフルでかなり意識の高い人が多い印象を受けました。ここのお母さんたちが作ったせっけんやろうそくなどの売られているお店に行きました。かわいらしいものがいっぱい売られていました。
カトリックのシスターに作られた所にもかかわらず家族計画を行っていると聞いてびっくりしましたが、フィリピンのカトリックはローマカトリックとは異なる種類だからだそうです。子供の笑顔がすごくかわいかったのが忘れられません。
午後
・AYALA MUSEUM
高層ビルが立ち並ぶ町、マカティの一角にあるフィリピンの歴史博物館。フィリピンの歴史背景を立体模型にしたものや、民族衣装が展示されていました。フィリピンは16世紀、マゼランがやってくるまでイスラム教の国でしたがその後、スペインにより占領、支配される事となります。そのときにキリスト教も広まりました。
19世紀に入りフィリピン人の間で自由獲得運動が生じ、反スペイン感情が高まっていきました。19世紀末にはアメリカがフィリピンに侵入、スペインはアメリカに負け、アメリカがフィリピンを支配しました。
1941年には日本軍が上陸しますが、1945年にはアメリカが奪回し、1946年にはフィリピン共和国が発足しました。アメリカ主導型の政権が続きましたがマルコスが大統領になり独裁政権が始まりました。1986年、それに怒りを発した国民によりマルコスは国外迫撃となり、今現在に至っています。
○感想
ここで、様々な展示物を見て、フィリピンの大まかな歴史の道筋がわかりました。この日は長い間、絶えず外国からの侵入を受けて来ましたが、それに日本もからんでいたのにはたまらない気持ちになります。
特にアメリカからの影響は今もすごく強く、それにフィリピン独自の文化が追いやられている印象を受けます。アメリカがかなり強い力で支配していたことと、やはり今現在、アメリカが他界のリーダー的な存在だからだろうかと思いました。
展示物の中の女性の民族衣装が、かわいらしかったのが印象的でした。
・DAWN
日本人男性との間に子供を持ったフィリピン女性で、さまざまな理由から日本に戻れなくなった女性を支援する会。生活に困っている彼女たちの自立を助けるために、洋裁プロジェクトを行っています。洋裁の技術を教えていろんなものを作成しそれを売って資金とし、彼女たちの生計、医療、学費などを支援しています。