2. 結果
表4 各村落のB型肝炎抗体価検査数とその陽性率
表4の4村落のB型肝炎抗体価の陽性率は25.0%〜44.1%であるが、表6のGOT値及び表7のGPT値をみると90%以上は正常範囲内であるので現在活動性のB型肝炎は少ないと判定できる。また肝炎による超音波画像と日本住血吸虫症によるそれは鑑別可能であるので、今回の調査で検出した肝臓病変は日本住血吸虫症によるものと判断した。
表5 各村落のC型肝炎抗体価検査数とその陽性率
表5に示すようにC型肝炎抗体価検査ではPoblacion IIIの男性1名のみが陽性であり、C型肝炎の影響については考慮しなくてよいと思われる。
表6 各村落のGOT値検査数とそのGOT値上昇率
前ページ 目次へ 次ページ