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30〜40歳代に多く,年齢とともに減少していた(図2)。男性では30歳代に多く,40〜50歳代に認められず,2峰性の年齢分布となっていた。前兆を伴わない片頭痛については,女性は前兆を伴う型と類似した傾向であった。一方,男性では10歳代に多く,20歳代で一時減少し,30〜50歳代にやや多く,以後低率となっていた(図3)。前兆のある型ほどではないが,これも2峰性の傾向が認められた。

 

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図5 頭痛と季節との関係:各頭痛の型で季節の影響があると回答した者の割合

 

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図6 家族歴:各頭痛の型で家族歴があると回答した者の割合MWOA:前兆を伴わない片頭痛,MWA:前兆を伴う片頭痛

 

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<農村地域>

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<漁村地域>

図7 農漁村別にみた国際分類による各頭痛の割合

 

4] 緊張型頭痛の性別年齢分布(図4)

緊張型頭痛の有病率は9.1%(人口),性比は男:女=1:2.5であった。緊張型の年齢分布を観察すると,男女に関わらず中年を中心に多く認められた。

5] 頭痛と季節の関係(図5)

頭痛の出現に季節的な影響があると感じているひとは少なくない。片頭痛と緊張型頭痛それぞれで,季節の影響の有無をみた。片頭痛を有するひとの15〜20%が春に症状が起こりやすいと回答していた。次いで,秋を挙げるものが多かった。一方,緊張型頭痛でも約1/4の例が春を挙げていた。夏,秋と順次続き,冬は症状が最も起こりにくい傾向が認められた。

6] 頭痛と家族歴(図6)

片頭痛では,前兆の有無による型に関わらず40%強に家族歴を認めた。94%が母親または祖母を挙げた。他方,緊張型頭痛にも50%弱の例で家族歴を認めた。86%が母または祖母を挙げた。

 

表1 頭痛発作の誘因(複数回答あり)

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7] 頭痛発作の誘因(表1)

 

 

 

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