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図1-1

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図2-1

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図2-2

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平成9年8月21日,朝つくったにぎり飯をその日の5:30PMに食べ,8:30PMより発症,嘔吐頻回,下痢4回,悪寒,手のしびれ

8月22日 嘔吐,下痢8回,往診,34.1→37.1℃

吐物よりEnterobacter.Sp(+++)

Pseudomonas(+++)

St.aureus(+)

便細菌(-)

点滴,抗生物質治療により1日で治癒

 

症例2 A家族(6人)中,子供に病原性大腸菌01(ベロ毒素陰性)陽性その内1人有症者,他の2人無症状保菌者(図1-1)。

 

平成10年(1998)6月24日から9月10日までに急性胃腸炎症状で受診し食中毒を疑った症例は32(No1〜No32)例である(図2-1)(図2-2)。

発症より受診までの経過時間をみるために,できる限り発症時間を記録した。症状,所見のあったもの,検査をしたもので異常所見があったもののみを記録した。

本年6月14日に症例No.3の45才女性の症状から腸炎ビブリオによる食中毒を疑い,検便より予想通りの結果となった。

この時点で症例No.1,No.2も食中毒の可能性があることが分かった。

その後に次々と断続的に来院する嘔吐,下痢,腹痛等の急性胃腸炎症状を呈する患者の便細菌を,当初は検体の提出,その後は経肛門の直接便培養を積極的に行った。No7,No17,No21に関しては,関係した病院での聞き取りをした。

家族はA〜Gまでの記号で記載した。

 

 

 

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