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うか。私は医療の中にもっと自然との共生の理論を取り入れたいと思い,与論健康村という総合的な健康造りの場を作った。そこでは,島の自然や地形を利用したアイランドテラピーや有機農法の農園も活用している。

僻地離島の医療は,ともすれば若き医者に敬遠されがちである。しかしながら地域の文化を認め,地域と共に生きることにより,他では得られない貴重な体験をすることができる。与論島での私のささやかな地域医療の体験を報告させて頂いた。これからの地域医療を考える上で,何らかの参考になれば幸いである。

引用文献

1) 福井次矢:PCの新しい定義,JIM,6(1)85,1996.

2) 今村正敏 他:新しい家庭医学の展開,家庭医,3(2),170〜176,1987.

3) 古川誠二:与論島のプライマリ・ケアと救急医療,プライマリ・ケア,15(1),63〜65,1992.

(パナウル診療所 〒891-9308鹿児島県大島郡与論町那間2747-1)

 

 

 

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