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表(4) 第66回夏季ぜんそく学級日程表

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加した小中学生108名(男70名,女38名)の保護者とその主治医であり,キャンプ参加の前後各1年間の喘息の症状,受診回数,治療状況,医療費等について1996年にアンケート調査2)を行った。

2. 保護者76名(70%),主治医(69%)の回答が得られた。保護者の回答では喘息病状の軽快87%,受診回数の減少87%,学校欠席の減少96%,医療費の減少65%であった。鍛錬の継続は63%にみられた。

主治医の回答では処方量の減少39%,医療費の減少36%であった。1人の患者について保護者と主治医の双方から回答を得た50名について再検したが,その数値に著変はなかった表(5)・(6)

3. 保護者のキャンプ療法への高い評価に較べて,主治医の評価がそれに及ばない結果になったが,これは症状が消失して受診しなくなった軽快グループが主治医の観察から消えたためであろうと思われた。

一週間前後のキャンプ療法が,症状の改善と著しい医療費削減効果をもたらすことは,本療法が小児喘息の治療法の一つとして優れたものであることを示している。

4. キャンプ中の心理効果をPOMS法2)で測定したが,緊張,不安,抑うつ,敵意が激減し,班分けの際の役割と連動して低身長,高学年に心理的好転が多くみられた。

 

表(5) 喘息キャンプの効果

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