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表1

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あれも一つの外部評価だったわけですよね。今度、こういった組織、これからいろいろな相談施設、オージオロジーに関する組織ができた時に、ユーザ側が外部評価委員にならないといけないと思います。いちばん評価できるのはユーザだと思います。

ここに書いてある五つの職種では片手落ちです。そんな風なことを先々考えていただければなと思います。

今日の補聴支援の話、私からの聞き出しが不十分だったかもしれませんが、フロアの方から、質問を二つ、三つ取り上げて、演壇の方にお答えいただきたいと思います。

 

どのテーマに触れても結構ですし、昨日からのお話に関連しても結構だと思います。京都大学の内藤です。立入先生にお願いします。病院内では誤動作が心配です。

我々も、いろんな補聴援助システムの設置をすすめていきたい。赤外線ということになるのでしょうか?

立入/その通りでしょう。FM電波の場合、微弱電波は心配ないだろうとされているようです。それを越えるものは使わない方が良いかと思います。飛行機の中も同じでしょう。

石川県の山田です。遠藤先生に質問です。

私の方で現在、各町村で、難聴者ばかりの生涯学習教室の開催をお願いしています。

現在のところ各市町村の教育委員会では補聴援助システムについて、なかなか協力いただけません。先生の方ではどのようにお考えですか?

遠藤/私の考えでは、補聴は、人権間・題と考えます。日本国憲法で保障してる最低限の人権問題だと。70デシベル以下であれば、障害者手帳を貰えないが、ずっと軽い人でもシステムなしでは多数難聴者をカットすることになる。啓発が足りなかったから、行政などが知らなかっただけです。ループが一番良いとは言ってないんです。FMや赤外線の素晴らしいことは私もよく知ってます。たしかに学問的にもそうだと思いますが、だけどループはなんともいえない簡便さがある。ユーザーとして、捨て切れないものがある。5000人の会場でも一時間あれば設定できます。これはちょっと小さいループです。いろんな場所で5分で設置できます。パナソニックの小さいアンプで作ったのです。要約筆記の方がやられても私達がしても5分で設置出来ます。小さい会場などで便利です。要約筆記者より私たちの方がよく聞こえている、ということがよくあります。すみわけ併用が大切です。これはワイヤードシステムで、音としては最高なので、人工内耳、補聴器のリハビリテーションに欠かせません。それなのに本当のところが全く知られていません。以上です。

大沼/その他は?

愛知県の吉田俊子です。私は郡部の町村にすんでますが、愛知県の難聴会長をしてた時に、社協の役員になっていただけないかといわれ、ループを引いてもらいました。

 

 

 

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