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その予算で足らない金額を説明する。例えばECに対して、これだけ足りないので、これだけ助成金としてほしいという要請をしています。しかし、実際にそのお金をいただいて、それを使うよりも使う前に予算がどのように分割され、誰の責任下で、どのように使われてるのか、そのプロジェクトがどの機関に宛てがわれるのか、ということはきちんと既に定義されたもので、それを基に評価してお金をいただくというものです。ですから、予算に関しては、全てそれがつかわれる前の時点で、クリアになっていなければいけません。

 

(日本):この特別供出金というのは、イギリスの主張と同じです。

例えば、インターネットなのですが、先程金額を提示して下さいました。もし、全員の合意があれば、係数を入れるということです。例えば、ジンバブエの場合には0です。裕福な国は例えば係数1を掛けて資金を提供していただく。ですから、前払いということは考えていません。特別供出金に関しては、まさに、今おっしゃったように設計されております。それを皆様に理解していただきたいと思います。

 

(カナダ):会費というものを却下して、特別供出金を受けていただくのであれば、それはそれで良いと思います。ただ、私が,心配していることも理解していただきたいと思います。新規メンバー、例えばロシアだろうと、どこだろうと、その加盟したら、直ぐ25ドル払いなさい、というのはアンフェアであります。留意しなければいけないのは、時々自分達が幾分か負担しなければいけないという、それが、私が言わんとしている基本的な原理、原則であります。

 

(日本):では、会費について先ず話をして、それから特別供出金の話をしましょうか。特別供出金というのも、この割算をして平等な供出金の額を出すということで、勿論そこまで恵まれていない国に関しては、係数も低くするというふうになっているのですが・・・

 

(カナダ):議長、少し先走ってはいませんか。私の理解が正しければ、単にこの議案を討議するということで、決を採るということではなかったと思います。

この件については、2日間また話をすることができるかも知れません。八木さんの提案内容をまた持ち出すことができるかも知れません。これは、3.2の文章に係わってくるものですけれども、そこに例えば追加文を入れる「しかし、時折、ISCAの経費が出るかも知れない、その場合には合意された方法で金額を算出する」とか、そのような文言を入れるということは可能だと思います。だからといって、全て一変して変えるということは避けたいと思います。この3.2を全面的に変えることは避けたいと思います。直接費すなわち会費ではなく、間接費を認めるような時折負担されなければいけない金額が発生するとか、そういう内容の方が良いと思います。

その点については、時間をかけて、各人が考えればよろしいのではないでしょうか。その方がオプションとしては良いと思います。

 

(議長):ありがとうございました。スチュワートさんがいう通り、ここで決を採ろうということを議長として考えておりません。

ここでは、今、八木さんの案を出して、現実問題としてはイギリスがパンフレットを担当したときも、今度の南アフリカのホームページ、これの維持にお金がかかってくる。それはISCAそのもののコストになるわけですが、それらをどのように調達するのか、というのが被が一案としてここに出した、ですから、今ここで決を採ろうとは思っておりません。

今は、それに対する皆様のお考えを聴きたいわけです。勿論、これは最後の日に決を採るか、取り止めるか、それは最後の日に決めたいと思います。

 

 

 

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