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能動的にならなければいけないというのは確かです。無活動とか受動的というより能動的になるという。また、推奨するとか、激励するという言葉ですが、それは受動的な言葉としては受け入れられないと思います。このままの形で決議が採択されたら、1〜2日かけて、もっと適切な文言に変えて、この6番目を、私達の存在理由というところですけれども整理することが出来ると思います。私のイギリスに対する質問なのですが、同じような思想をもっている組織と能動的に結成するということですが、同じような考えをもったというのは、どのように解釈すれば良いのでしょうか。

企業として、財務的なサポートをするということですか、私達のやっていることに賛同するということで、そのいう企業も含むのでしょうか。それとも、海洋組織に限っての同じような思想をもった組織というふうにいっているのでしょうか。

 

(イギリス):この場合、例えば、シースカウトは、同じような考えをもったイギリス国内の組織です。

十分彼らとの交流はないのですが、イギリスにはブリゲイトという独立系の海洋訓練のグループというものがあります。しかし、彼らともあまり交流はありません。

これは国際事情よりも国内事情なのですが、イギリス国内におきましては、彼らとも海洋組織であって、同じような思想を持っています。

ですから、スカウトとかブリゲイトとか、一連の組織であって、それらの目指すものは、良い市民の育成ということです。青少年の健全な育成ということを趣旨としています。ですので、それは同じような思想をもった組織ですので、それが海洋であれ、全く関係なくても、それは良いと思います。

勿論、その軍に相当する組織とかがあって、それと良い関係があったりしますけれども、しかし、大体同じような目的を果たそうとしている組織間の連携が、まだまだ世界的に不十分だと思います。

ですから、私達は、それらの組織を受け入れて、共に協力することによってより良い市民作りを国内だけでなく、国際舞台でも良い市民を育成するということを行っていきたいと思っています。

自分達の枠にとどまって、外に出ないというのは問題ではないかと思います。ですから、この文言を変えるということは出来ると思います。

これは広報の人に書いてもらったものであって、少年団員が書いたものではありません。ですので、この文章をもう一度考え直してもいいかと思います。この4番に関しても、十分に言っていることはわかるのですが、もっと具体的にしないと、これだけだと、その意味が十分に伝わらないと思います。なぜなら、政治的、軍事的という4番目の趣旨としているのは、その部分だと思いますが、この4番を二分割にするのも一つの案だと思います。

 

(カナダ):そうですね。この三つの動詞が一つの文章に入っていて、ちょっとこれでは、ごちゃごちゃし過ぎているのではないかと思います。それでもし分割するのであれば、三つの条項を別の文章に書き直すことが出来ると思います。

ただ、私は起草しているときに、前向きになろうと考えたわけです。先ずObjectiveという目標のところですが、2.1のCの主要な部分は、何かに抵抗しているというマイナス面を疑わせるものです。

マイナス要素というものを、私は排除して、もっと前向きな能動的なものに入れ替えようと努力しました。ですから、これは言葉の意味論上の問題なのかも知れません。それ程問題ないのかも知れません。例えば、4番、5番は、全く違う概念ですよね。4番というのは、どちらかといえば、自分達の組織、海洋少年団について語っているわけであって、6番に関しては、もっとパートナーシップを広げていこうと、ボーイスカウトだろうが、ガールスカウトだろうが、その他の組織と関係をもっと広めて行こうというものであって、逆に目標の追加分ではないか、新しい目標が追加された、と私は読み取ったのですけれども…。

 

 

 

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