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(南アフリカ):確かに、カナダから指摘を受けたように、場所が適切ではない。というのは、ISCAの存続意味というのは、その最初の5項目であって、6項目は若干違っているわけです。これは存続理由ではないわけです。これは、カナダご指摘のとおり、目的のところに入れるべきではないと思います。場所的には、この項目6は適切な場所ではない。ただ、たまたま良いところがなかったので、ここに入れたもので、本来ここに置くべきものではないでしょう。

 

(カナダ):議長、私も南アフリカのご意見に賛成です。先程私が申し上げたとおり、一方で私共は、ISCAの目的と呼んでいるものがあるわけです。これは、あまり言葉にこだわっているわけではないのですが、Objectiveといった場合、これは目的というよりはターゲットとして目指すものになる。

私共が基本的になぜこういうことをしているのか、こういう組織をもっているのか、ということを考えますと、これはターゲットとかゴールを設定するということではないのではないか、実際にターゲットを達成してしまいますと、これで終わりということになってしまうわけです。そうではなく、目的というものを持っているわけで、これは継続するわけです。

私共は、この組織という形を継続しようと考える限り、この目的というものは存在するわけです。ですから、この提案のところで皆さんに配布しましたように、この協会の目的というところの言葉を変える、それから別に2.2の提案をしているわけです。これはイギリスからの提案を受けたものであります。

 

(議長):イギリスとしては、これは別の問題として取り扱うことに問題はないわけですか。

では、先ずObjectiveという目標を討議して、一つ一つやりましょうか。これまでのISCAの目標とご提案の内容ほどのように違うのでしょうか。

 

(カナダ):この書いてある通りなのですが、一字一句見ていくよりは、議長、提案なのですが、ここで少し時間を2〜3分取っていただいて、皆さんに読んでいただいたらいかがでしょうか。現在、この協会の目的、目標がObjectiveという言葉で書いてある、これに対して提案しているこのISCAの目的というものを良く読んでいただいて、特に質問等皆さんの方でございませんでしたら…。

 

(議長):南アフリカの方から質問があるようですので。

 

(南アフリカ):質問ではないのですが、カナダが書き直した理由ですが。

 

(カナダ):94年に作成された文章でありますが、アメリカの方からこれは既にご指摘がありました。あまり、言葉の使い方が正確ではないと。私共カナダも、項目一つ一つ見ていけというわけではありませんので、明確化を必要とするものを指摘したいわけです。その言葉としては、当初のものよりも分かり易い書き方に提案内容はなっております。

 

(議長):カナダは、特定の理由でその変更をしているわけですが、その項目を説明して頂ければ良いのではないでしょうか。この1に関しては、変っていないと思いますが。

 

(カナダ):もし、2.1のCについて討議するのであれば、先ず、なぜ変更するのかということですが、Militaristicという「軍事的」という言葉があるからです。恐らく皆様はご存じのことと思いますが、ロイヤル・カナダ・シーカデットは、ネービーリーグ・オブ・カナダの合同スポンサーで、また、カナダ軍に合同スポンサーシップを受けています。

ですから、カナダの軍のスポンサーを受けています。私達の少年団員の訓練の大半は、軍の訓練であったり、セレモニー的なものであったり、また、限られた範囲ではありますけれども、兵器を使ったりします。これは、一般的には、軍事的な機能、若しくは活動と見なされるものです。

したがって、私達の場合には、軍事的な、軍事プログラムであるといわれてもしかたがないところもあります。

 

 

 

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