南アフリカの質問への回答ですが、その組織の少年団員の数はわかっていません。しかし、そのパイオニア組織ではあります。私達は申請書の情報はあるのですが、どの国のどのメンバーでも、その組織図とかがあって、どういう目的をもっているのかがあるべきだと思います。もし、ロシアの申請書にそういうものが添付されておれば、私達は異議申し立てをせずに決議に移れると思います。
ただ、そういうものがない。その国の代表的組織であるのかどうか、確認することが必要なのではないでしょうか。
香港:イギリスの支持を受けて、南アフリカの会議で加盟したわけですが、この話があったとき、香港としても心配がありました。というのは、中国返還ということが控えていたからです。そこで、会則を読みました。一国一組織ということがあるということを確認しました。ですからイギリスから話があったときに中国政府に相談しました。
中国でもそのような組織があり、ISCAに加盟したいと思ったときに、香港が加盟していれば、その組織は加盟できないのですよと相談しました。
その時に、中国には海洋少年団という組織はないので、加盟しても良いとの返事がありました。香港が中国に返還されても、香港が中国を代表する唯一の組織であるということになっている。
南アフリカの会議で、議事録の中で香港は条件付きで承認されました。香港の中国返還後見直して、という条件がついていました。バミューダで正式の会員になりました。確かに不確定要素があるという韓国の主張はわかります。私共は、ISCAの会員になったわけですが、香港としてはあと一年待てというのはいやです。
何らかの形で加盟して、何らかの貢献をしたいです。単に名簿をこのリストに載せるため入ろうというのではなく、ISCAの活動に貢献したいのです。ですからISCAの会員はできるだけ増やしていきたいと思います。したがって、一定の条件を満たしているのに、なぜ一年待たなければならないのか、その理由はないと思います。
議長:それでは、状況が分かったことと思いますので、イギリス提案の決をとりたいと思います。また、韓国からの提案が採択されなかった場合は、議事録には韓国からこういう懸念が表明されたことを残したいと思います。
よろしいでしょうか。
では、第3条4、新会員という項目のもとで、ISCAは、ロシアのヤング・マリナーズ・リーグを新しい会員として認めるというイギリスの提案です。これに南アフリカが支持をした決議案ですね。質問はありますか。では、決を取ります。手を上げて下さい。イギリス案に賛成の方、7票、反対の方3票、棄権の方1票。決議案が採択されました。では、韓国の方では懸念があれば調査を続けてその結果を議長国へ報告して下さい。
イギリス:議長ありがとうございます。ロシアの加盟が認められたということで、通常議長国の方からその知らせをロシア側におくることになるわけですが、それをイギリスからやらせていただいて結構でございます。さらにいろいろ話がありました様に追加の情報をまわしてもらえる様に要請したいと思います。いろいろ懸念があったということで、それを払拭できるような追加情報というものを私共の責任で、スポンサーという立場で行いたいと思います。