第四部
決議事項
ロシアの新規加盟問題
イギリス:ロシアの加盟申請については、申請書のコピーが渡っていると思います。この組織は全域にまたがっており、団員の数も大変増えており、単位団の数も166ある。この種の組織について私達はもっと探さなければならないと思います。この時点で申し上げた方が良いのかもしれませんが、会則の中では1国1組織となっている。ロシアは大変巨大な国であり、ロシアは1.2他の組織があるということも知っています。もしかしたら、それらの組織がメンバーになりたいというかも知れません。
ヤング・マリナーズ・リーグは西ロシアに設置していますが、例えば数千マイルも離れたところの少年団を受け入れていないということもあります。
ウラジオストックの方までは幅をきかせていません。したがってどうすれば良いのか皆さんに検討していただきたいと思うのですが、1国1組織というルールを見直すべきではないかと思います。かといって、見直すことを提案しているのではありませんが、考える価値はあるのではないかと思います。
私の方では、ヤング・マリナーズ・リーグというところからISCAに参加できるかどうか問い合わせをいただいているのです。で、この申請書をカナダに廻しました。そのうえで、加盟国に何か意見があるかどうか、すなわち、軍事色が強すぎるとか、会則に満足できないものがあるかどうか、問い合わせました。私共の意図としては、皆さんの意見をいただいてから、もう一度ロシア側に詳細な情報を求めることを考えていたのです。イギリスでも国防省を通じて調べていたのですが、マイナスになるような情報は入手しておりません。私共の立場としては、彼らのスポンサーという形で、イギンスが後ろ盾となっていると考えている。正式な形で加入資格をこの際図りたいと考えている。
カナダ:会員の資格という点については、会則では議長への申し込みがあったら会員の2/3の賛成が有れば、これを認めると書いてあります。加入手続きを煩雑にしてしまうと新しい会員の加入を実質的に阻むことになってしまうので、私の感覚としては、どんな組織であろうと申請してきたところは受け入れると、その申請の内容を額面どうりとって、提出された内容をその通りとって受理すると、ロシアからの申請はきちんと記入されていると思います。特に他の会員から異議がない限り、この申し込み内容をそのまま受け取って受理すべきではないでしょうか。誠意をもって対応すべきではないでしょうか。
ロシアの他組織から申し込みがないということは、他の組織がより活発ではないのでしょう。
オランダ:手続きに関し、ごたごたしているので、妥協ということで、イギリスに60日間の時間を与え、その間に調査をしていただき、その後投票を行なうことにしたらいかがてしょうか。
イギリス:これまで6か月調査をしたのですが、ロシアの調査について、これからまた6か月にもわたって調査をする必要はない。すでに十分なことはやってきたと思いますので、この点に関してはカナダの意見のとおりこの十分な手続きにのっとってやったということで、ここで決議してもよろしいのではないかと思います。
南アフリカ:イギリスの動議を支持いたします。
韓国:イギリスからの情報ありがとうございました。私はロシアについて不審な点があることを申し上げたいと思います。
ロシアについては、巨大な国であり、モスクワの一部の方はヨーロッパに近く、長いコミュニケーションがある。しかし極東の方、ウラジオストック又はサハリンといったところからは、コミュニケーションとしてはアジアと大変長い歴史がある。極東においては、似たような組織があるのではないでしょうか。