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協会は若い人たちを安定させるための手段としてあり続け、バックアップしたいと思います。また男女は違うという認識もあり、16歳になりますと少なくともわが国においては、実際に自分で車の鍵を持って車を運転するというふうになっています。いままで行ってきたプログラムは、いままでのものを享受できるようなものは維持していきたいと思いますけれども、同時に海洋少年団のトレーニングもしなければいけません。私たちは既存の学校で少年団員のリクルートなどをしています。そこではすでにインフラは育っています。これは州によってひとつの資格を与えられ、認められているひとつの構造があります。マイクがそれについてはまた後ほどお話しすると思います。

どなたかおっしゃったんですけれども、成人インストラクターの年齢ですけれども、これも重要な問題です。平均年齢を下げていかなければなりません。もっと若いインストラクター群も育成しなければなりません。また、若者を送り出す海軍学校はつねに更新され続けています。もちろんこちらでもコンピュータ指向になっていますけれども、リーダーに対して最善の教育を与えています。海軍に関してはそのような指導をしています。私の孫は7歳ですけれども、すでにコンピュータを使いこなしています。孫を訪問するたびに驚かされます。ですので、若者、少年は21世紀の準備が整っていると思います。ですから私たちのほうでは技能とか才能とかあるいは財源などの提供をして、それによってこのプログラムがうまくいくようにしてあげなければいけない。それが私たちが果たすべき役割ではないかと思います。ありがとうございました。細かいことはマイクにおまかせします。

 

ミチェル・D・フォード(アメリカ代表):今日はすばらしいスピーチを何本も聞くことができました。

スミスさんがおっしゃいましたけれども、私たちのプログラムは苦労しながら乗り越えてきたのです。けれども学校での勧誘活動、募集活動は密接に調査していますけれども、今のところ9校くらいの学校を回って募集活動をしました。どなたか子どもたちはいま、甘やかされているとおっしゃいました。でももちろん、規律を求めている子どももいるわけです。誰かにガイダンスを与えてほしいと求めている子どももいます。ですから学校まわりをしています。それによって若い少年団員がプログラムに参加するように推奨しています。私たちはふたつの年齢グループがありまして、10〜13歳、13〜17歳のふたつのグループに分かれていますけれども、学校が利用しているのはこのうち10〜13歳のグループです。で、逆に学校側からプログラムについて教えてほしいとか、学校からアプローチしてくる場合もあります。

学校のほうでも規律に関して問題や悩みを抱えていますので、我々のほうの助けを求めるということがあります。ですから、学校側のほうとしても能動的になっていて、私たちのプログラムの内容をいま、見始めています。もちろん学校の科目というのも通常日中にありますけれども、放課後の課外プログラムというのもあって、プログラムを成功させるためにはメーダーシップを持つ成人を関与させ、教員を揃えて、練習場を確保して、それからスポンサーとしての資金を学校側に提供させるということをやっております。アメリカにおきましては、少年団員が自己負担することが多いのですけれども、学校もプログラムに参加することによってユニフォームを購入したり、トレーニングの費用を提供するというふうになってきました。ですから、私たちとしては、学校のほうも、もっとプッシュしていきたいと思います。

もうひとつアメリカで直面している問題で、いくつかのその他の国でも見られると思うのでですが、軍がダウンサイズしています。いままでは軍がトレーニングのプラットフォームの裏方にあったわけです。私たちが少年団員を送る施設も軍のものであったわけです。しかし、アメリカの海軍でも3つの大きなトレーニングセンターがひとつになってしまいました。それによって私たちもギアチェンジすることで、ダウンサイズの要件に対応しなければなりません。さらには、バックアップを失ったといいますか、少年団はいままでは海軍の航空機で輸送していたのですけど、海軍は空軍にすべて航空機を渡しました。

 

 

 

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