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姉妹団設立に関する問題

 

(カナダ):議長、この姉妹団のコンセプトの理解を確認したいと思います。これは、単に2か国間での交流であるということで、通常のISCAの枠組から外れるものである。そういうものではないでしょうか。これが姉妹団の考え方であると、そういう意味では私は賛成できません。私は、昨年夏の経験によりまして、実際に交流活動に出かけましたが、あまり良い結果は出ませんでした。というのは、この組織活動は、通常のカナダのネービーリーグやカナダ軍との間でない形で行われてしまったからであります。姉妹団ということですか、私は深刻な懸念をもっております。通常の2か国間のISCAの枠組におけます姉妹団という今やっていることは良いと思います。今すでにやっているわけですから。

 

(香港):香港では、特に要請は来ておりません。他の国から姉妹団締結という話はありません。また、私共の海洋少年団から他の国への要請もしておりません。この姉妹団の合意というのは、単に特定の関係を強化しようということだけで、他の活動には関係ないことだと思います。香港の海洋少年団が他の国の海洋少年団と姉妹団関係を結ぶことはかまわない。

公式の関係とは別に、より良く協力、調整等を将来もって行けるという考え方は、受け入れることができます。

 

(韓国):基本的に韓国では、この姉妹団締結というのは、交流プログラムの一端であると考えおります。

ですから、姉妹団締結というのは、基本的にはISCAの加盟国全て同じような情況ではないかと思います。特定の国との姉妹団関係は、特別なものではなく、やはり、良い関係、友好関係を国と国の間で持ちたいということです。

これまで、我が国では、カナダとの姉妹団関係があります。徐々に、他の国ともこの関係を拡げようとしているわけですが、夫々の国の個人的な代表が誰であるのか、その人を通じて関係を作っていきたいと努力しております。これも徐々にステップ・バイ・ステップで姉妹団プロジェクトを進めているのか我が国の情況です。

 

(オランダ):この姉妹団関係は、良い考え方だと思います。特にISCAの会則によりますと、もっと交流を進めようとなっているわけですから。この交流団を組織して、外国から代表が我が国に来て、若しくはその反対となるわけですが、こういうものを組織する場合には各団のユニットのレベルで行なっていく、ということがやり易いと思います。このような交流は、お互い知り合うということで、顔を見るということで、一層良い関係が発展するわけですから、良いことだと思います。オランダが今やっていることですが、姉妹団関係をイギリス及びベルギーと持っています。

 

 

 

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