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国際的な海洋組織にグローバル的にアプローチをかけるべきだと思います。それによって、何か得るものがあるかも知れません。もしかしたら、大きな壁にぶち当たるかも知れませんが、もう少し未来に目を向けなければなりません。

もっと先見の目を持つというのが私の私見です。

 

(日本)

昨年の議事録を見てみますと、ISCAの募金活動は優先順位の低い位置に落とされてしまっています。

ISCAは募金活動は行わない、それは、各国単位で行うと、勿論他のメンバーの助言に基づいてとなっていると思います。ですから、今、現時点での我々の決定というのは、この議事録に示されている通りであって、今後の目標を変えるということであれば、この議事録に変更を加えなければならないと思います。

 

(南アフリカ)

だからといって、この会議で、システムの見直しが抑制されるのですか。もっと広い視野で考えなければいけません。

スウェーデンの会議において、合意したのは、この議事録に記載されています。

しかし、一年間も経過しているのです。色々な変化もありました。

ですので、何が入手できるのかという、そのような可能性もこの一年で変ってきています。私達は、革新的な考えをもたなければいけません。来世紀に向かって、今後何が必要で何が必要でないのか、今将来のことについて語るわけにはいきません。

 

(日本)

それでは、その決議を出すということで、その点についてリークしていただければと思います。

 

(イギリス:ピカリング代表)

二点ほど申し上げたいことがございます。私達は、全てひかえめでありました。しかし、イギリスの経験を申し上げますと、やはりビジョンを持つのは良いことです。だからといって、もっと具体的に考えなければ、どこへも行けません。例えば、ただ盲目的にお金を下さいとアプローチしてもいけません。プロジェクトがなければ先ずアプローチもかけられません。ビジョンのようなプロジェクトではなく、具体的なプロジェクトを先ず提示しなければいけません。

例えば、南アフリカと交流している少年ですけれども、そのプロジェクトは大変具体的であります。一人3週間のプロジェクトで、どういう資金が必要なのかということが大変明確になっています。もう一点ですが、国際海洋組織ですが、私達各国ベースにおいては、かなり関係をもっています。これはイギリス国内の事情ですけれども、その経験に基づいて申し上げますと、個々の会社に働きかけなければいけないと思います。単に国際連盟とか、国際海洋組織に行くよりも、各企業にアプローチをしなければいけません。

直接そちらに行って、プロジェクトを出して、それでこれ位の資金が必要ですということを個々に行わなければいけないということです。八木さんの発言に関連するのですが、私達も幾分か経験をもっているのですが、国際的な企業が国籍国企業としてプロジェクトを100%バックアップしようという企業もあります。ただ、それによって何か見返りがあるのか、彼らとしては、はっきりと知らなければいけないわけです。

 

 

 

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