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例1 30m型高速監視船

長さ 30m×幅 6.2m×満載喫水 0.95m

満載排水量 95トン 最強速力 40ノット

航行区域 限定近海

を取り上げてみる。

船体線図を仮定して「高速船」で衝撃を受ける船底外板の要求板厚と船底ロンジの要求断面係数などを算定すると次のようになる。

 

004-1.gif

*注:ロンジのスパンは1.0mとする。

 

パイ形材を使用する場合は板部材と骨部材のそれぞれの所要寸法を満足させる必要がある。板部材の場合JISのPI材を使用するには、板の両端及び中央部以外テーパー部の応力を計算しなければならない。プログラムにはテーパー部の最大応力とその個所を表示出来るようにしてあるから,これを使えば簡単である。

一例として、上表の第4列を取り上げると、板の各部の応力が下記の許容応力を超えなければよい。

許容応力σall=0.73 σr=0.73×128N/mm2=93.44Nmm2

PI03で計算すれば下記の通りである。

 

 

 

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