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(8)音響受信装置の性能基準

前回NAV43のワーキンググループにおいて作成された性能基準(案)(NAV44/7、ANNEX3)をベースにテクニカルワーキンググループにおいて審議された。

音響周波数帯について「70〜700ヘルツ」をCOREGの規定を考慮して「70〜720ヘルツ」とし(パラ2.1.1)、表示を見ることのできる位置について

「work station for the navigation and traffic surveillance / manoeuver ing」を「conning position」と修正(パラ4.2)をしたうえで合意された。なお、ICFTUよりブリッジ内でのノイズレベルが高い船もあることから、パラ3.2の再検討を促したが、米国の反対もあり修正しないこととなった。プレナリーにおいて本基準(案)はMSC決議案として承認された。

 

(9)電子磁気コンパス基準

(イ)Electro Magnetic Compasses(EMC)はNAV43で検討され、MSC69に提案されたものであるが、他の機器、例えばレーダ、Electronic Plotting、AISなどに方位を提供するとき、真方位が必要であるのに、EMCの基準にそれが入っていないことから、再度検討を要請されたものである。

(ロ)IMO/NAV44のWG-Βの中にad hocのdrafting groupが設けられ、ここで再検討が行われた。メンバーはISO,IECおよびCIRMであった。

(ハ)先ずコンパスに対する基本的な考え方が討議され、方位センサーとして考えるとき、次の三つのカテゴリーに分けるのが適当であるとの結論を得、その線に沿ってEMCも磁気センサーとして考えることになった。

(a) Magnetic

(i) Standard with retransmission Class A

(ii) EM with transmission

(iii) transmitting magnetic headlng sensor

(b) All independent of their Surroundings - no extended dependency

(i) Gyro

(ii) Fiber optic

 

 

 

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