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(ロ)Scope関連については、NAV44/INF.3の8ページ4項に参考にすべき記述があることや、INSを単に警報やAIDS的な物でなく、センサのチェック機能や自動切り替えまで出来る物とすべきではないか、また何を目的にするのか等の意見が出た。

(ハ)Application関連としては、「A sub-system of an INS for acquisition,processing, storage and distribution of data and information providing identical and obligatory reference to sub-system within an lNS」を定義(4項)に加えることとした。

(ニ)Definitions関連については、特殊な用語について、各項目を審議している中で追加修正された。Operational requirement関連については、A社、D社のIBSを使用した経験から、センサー信号(方位、位置、速度など)の自動選択あるいは自動修正までできるようにする必要性を、例を挙げてフィンランド及びスウェーデンが再三強調した。英国及び日本は現状個々の装置にはそれぞれ基準があり、センサーは独立した装置として型式検定がありINSでは重複させるべきではないとの立場を採った。Multifunctionの考え方について英国、ドイツ、スウェーデン及び日本の間で意見が交わされ、日本は、すでにIBSの基準作りのときに論議され(図解して説明)定義されていることを指摘し、条文を参考にして定義(4項)に折り込むこととした。

(ホ)Design and installation関連については、ISO-9000を引用している7.2項は、プレナリーで日本発言の通り削除すべきとの主張に基づき、削除することとした。電源の瞬時遮断時間はSOLASの発電機の基準に合わせ45秒とすべきとのノルウェーの意見が合意され1分を45秒とした。最後に、議長より、INF.3提出者のフィンランドが何かプレナリーで補足発言をする意志があるか確認し、フィンランドは、INSのドラフトには配慮してもらったので一任するが、何かの形でNAV44/INF.3を周知したい旨の意思表明かあった。

なお、同改定(案)においては、当方の主張通りパラ7.2は削除され、また、フィンランド提案文書に盛り込まれている訓練及びマニュアルに係わる事項については、STW小委員会に送付することとなっている。本案は引き続きプレナリーにおいてMSC決議(案)として承認された。

 

 

 

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