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PAを10,000トン以上とすることは大勢が支持しているとした上で、第二レーダー及びヘディングコントローラについては、3,000トン、10,000トンのどちらを支するかの挙手を求めた。その結果、第二レーダーについては、3,000トン18ヶ国、10,000トン12ヶ国、ヘディングコントローラについては、3,000トン20ヶ国、10,000トン13ヶ国、と意見が分かれたため、ヘディングや部分についてはスクェアブラケットを付すこととされた。

(チ)その他

規則20パラ1.9までの規定について、各国のコメントを踏まえ、WGでレドラフトされた。パラ1.10からパラ5にいついては、審議されなかった。

 

(10)規則22 VDR

VDRを定期的にテストすべき米意見、VDRを段階的に導入すべき英意見、国際航海Ro/Ro船及び油・ガス・ケミカル船から適用すべき露意見、国際航海Ro/Ro船のみに適用すべき日本意見が述べられた。日本意見を支持した国は、パナマ、韓国、ブラジル、バハマ、ホンコン、ウクライナ、メキシコ、チリ、中国、露の10ヶ国、英を支持したのは、伊、豪、加、蘭、ノルウェー、ギリシャ、フィンランド、スペイン、アルゼンチン、独、スウェーデン、ベルギー、デンマーク、ルーマニア等15ヶ国であり、多数は英支持であったが、合意には至らず、本件は次回NAV45でさらに検討することとなった。なお、米の年次性能検査を支持したのは、加、蘭、独、スウェーデン、ベルギーであった。

 

(11)その他、規則1から3、規則25海図、規則27航海記録、パイロット設備関係等の規則、設備の記録、規則構成及び新規則の提案審議されなかった。

 

(12)SOLASv章の見直し作業の今後予定

今次会合では最終化できず、上記のように審議がされなかった部分(別添ペーパーの主として[])は次回NAV45で審議される。また、審議した部分も詳細検討をWGへ依頼したところが多く、しかも、合意を得ていない部分も多いことから、WGが、今次会合で検討した結果を踏まえリドラフトしたものを再度次回会合で検討することとなった。

 

 

 

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