(3)衝突回避時における混乱動作に関する問題(MSC69/20/11)
特段の意見なく、今次会議における時間的制約によりNAV45に送られることとなった。
(4)AISに関する国際衝突予防規則の改正(MSC69/20/11)
改正の必要性に関し、必要ありとする米・英等、必要なしとするスウェーデン等、必要はないがガイト・ライン作成が必要であるとするICSの意見が提出されたが、今次会議における時間的制約によりNAV45に送られることとなった。
(5)汽笛号鐘関係
COLREG条約改正関係の議事についてはプレナリーでは審議が行われず、ワーキンググループ(WG)に対して審議を行うよう指示があった。
WGでは審議事項が多いことからまず1998年の目標年次のものが審議されたのちに、順次、目標年次に従って審議がすすめられた。ボスポラス海峡問題に時間を費やし、WGの審議時間が不足したことから、目標年次が2000年のCOLREG関係の審議は次回に回すとの方針が議長から示されたが、我が国は今次会合において審議することを求め、MSC69/20/4の説明を行なった。これに対し、米、仏から支持があった。英は原則支持するが、帆船の船灯について賛成できない。独も原則支持するが、小型船にはプレジャーボートだけでなく、漁船等のその他の種類の船も含まれることから、これらの船舶に対する影響も検討すべき、との発言があった。
反対する国はなく、我が国提案は原則的に支持されたが、詳細検討を行うに十分な、時間が与えられなかった。そこで、次回会合における速やかな合意のために、事前に各国の意見を直接、運輸省海上技術安全局安全基準課に送ってもらい、我が国からそれを踏まえた提案を次回NAVに行うこととした。
WGの報告はプレナリで了承された。
議場外の情報では、米は日本提案に加え大型船に対しても同国内水面規則の