(4)その他
(a)ISME Tokyo 2000の1stアナウンスメントを配布し、開催内容を説明、出席者の論文発表並びに参加を強く要請した。また、このシンポジウムにおいて、“Heavy Fuel”に関するパネルディスカッション並びに本学会F/L委員会とCIMAC WG“Heavy Fuel”との合同会議を提案した。
(b)塩出敬二郎氏[当WGの日本側委員、Amedcan Petro Chemical(Japan)Ltd.]より「最近の低質油に起因する機関損傷」(2)と、FIA-100を用いた「舶用燃料油の着火性と燃焼性」に関する実験結果(図6・図7)の発表があり、熱心な質疑応答があった。
(C)次回会議は、1999年4月14日(または21日)に、Wartsila NDS Switzerland Ltd(Winterthur)で開催予定を決めた。

図6 発表中の塩出敬二郎氏

図7 FIA-100装置による着火遅れと燃料噴射始めから燃焼終わりまでの関係

図8 燃料噴射パターンと排出NOx濃度および燃料消費率との関係的(3)
2. MAN B&W Diesel A/S研究宝並びに博物館訪問
9月14日(月)09:00〜13:00、塩出氏とともに、Mr.S.Henningsen(Section Manager、Basic Reseach)を訪ね、事務棟を訪問、まず、ISME Tokyou 2000の案内、並びに私共の情報(高圧燃焼、微粒子、乳化燃料油)を提供し、質疑応答を終えてから、技術資料3編と解説書1冊(3)を贈られた。その内容は、排気ガス規制、排気ガス成分、排気ガス浄化技術等に関するもので、特に微粒子源の特定(潤滑油の影響)とMini-sac型燃料弁を用いて燃料噴射パターンを最適にすることによって、NOx低減(図8)を図る技術を強調された。
1946年12月に、同社の旧工場の一角に設置され
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