2時くらいまで、お酒を飲みながらアイスクリームづくりをしている時もあります。酷農家は朝早くから働いているので、気力体力、それから充実がなければだめだね、と仲間達と言っています。
カウベル自然浄化法といいまして、尿処理プラントを作ることになった。液肥を滋賀県から取リ寄せて、北海道に適しているか、とあらゆる実験しまして、今年の6月からプラントを作り始めました。今までは、臭いし汚い尿でしかなかったのですが、プラント作りを始めて、垂れ流しているのを見ると、もったいないとようになってきました。
このプラントはみんな廃材利用で酒樽を使っています。液肥として、草地に還元して化学肥料を使わない草地を作り、それを牛に食べさせ、その牛乳をアイスクリームづくりに使いたいと考えています。この先、液肥の副産物として野菜を作っても実験として面白いかな、と思っています。
地域整備計画の大きな柱として旧小学校があります。この跡地を栄の財産として古いトラクターなどをおいて農業の美術館を作ろうか、地域内の芸術家の助けを借りて画廊展を開きたい、と考えています。ここではグルメランドの替わりとして交流の場を作って行きたいと考えています。
このように私たちの地域は活動をしてきました。これからも夢を持ってがんばっていきたいと思います。
・久著路地区 「複合施設を中心とした地域づくり」菅原俊一氏
地域と学校との関係をお話ししたいと思います。
久著路地区の小中学校は鶴居村と標茶町と2つの行政地区から通っている。児童19名のうち5名が鶴居からきている。昭和63年に現在の農村改善センターが作られ、それを契機に地域整備が行われました。結成までに4つの地区が併合されている。それに伴い各神社が中央に集められ、年に一度のお祭りとなっている。
現在はスクールバス2台で通学している。5つの学校が統合されたところなので、非常に広い範囲からの生徒がっています。平成に入りましてから、校舎の老朽化により、町に陳情して新しくすることになりました。
どういう学校にするかと言うことPTAが3校くらい視察をし、町に「こういう学校を作ってほしい」と言う話しをした。ちょうど保育所も老朽化していたので、そこで、保育所、小、中学校が一緒になり、更に農村改善センターが一緒になったらどうなるかと言うことになった。この様な夢と希望が広がり、一昨年9月に完成しました。
・スライド上映による建物の説明
各施設に対して玄関がたくさんあるので、始めてきた人はどこから入ったらいいかとうろうろしてしまいます。
小学校と中学校の間には多目的スペースがありまして、給食を食べたり、パソコンを置いたり、隣の音楽室との壁を外しますと小ホールになります。
改善センター、保育所、小中学校一つにつながっている施設ですが、具体的にどのように使おうかと言うことがまだ具体的に見えていません。
センターとして充分にまだ活用しきれていませんので、子供、お年寄りの関わりのできる地域の交流センターとして行っていきたいと思っています。中心は学校だと思いますので、教育活動の中心としていきたいと思います。また、道徳教育、地域に溶け込み、ふるさとを語り継ぐ郷土芸能の受け継ぎとして、後世につなげたいなと考えています。