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-動機づけの方法

「相互啓発法」これはお互いが先生になって研修していく方法。

「忍び込み法」何度も足を運び、訪問し、だんだん入っていく方法。

「揺さ振り法」だれも取り入れない大きいことを話し、次に、30から50%くらい引いて新しい提案する。こうすると皆、考え始める。

 

-問題を整理していくこと

人の特技を洗いざらいだして、人名と特技表を作る。これから何ができるかを、分析して、方向性を導き出す。産業に結び付けていくためには、ニーズの把握が大事。

 

-自主性、主体性が育っていないと、だめ

少しでもいいから自由に使える金があることも大事。つまり、考える場をつくり、それを重ね、実行に結びつける中で自主性がでてくる。栃木の仙波やびわ池のせせらぎの沢などは、自由なお金から出発している。

 

-地域の活力が停滞するのは以下の要因が考えられる。

・時代のリーダーを内部から生み出していない。

・リーダーの加齢などによって、時代を見通した創造的中身入れができない。

・組織活動を通した成員の自主性

・主体性の形成が弱い。

・部外者の発想や意見を、かみくだき内部化して行く能力が弱い。

 

最後に、「地域づくりは、石垣作りと同じだ」といった人がいた。石には、大きいのも小さいのも、赤いのも、黒いのもある。そして大きい石を支えている小さい石にも役割がある。地域の人が持っている能力をどのように引き出すかが重要である。

 

 

 

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