木村宏美
バスの中のお弁当に感動し、杉本さんに感動し、水俣病になりでも強く前向きに生きる、そして病とうまくつきあう、どうしたらこんな風にできるのか、とても考えさせられました。
寝たきりの状態でも子供を5人産める精神的強さに杉本ご夫妻の強き、すごさを感じました。
とてもいいツアーになりそうな感じです。
明日はいっぱい遊ぼー、自然とふれあおうと思います。
ところで資料館でビデオをみた後、いったいどうしたらいいのか分かりませんでした。「これから2:30まで自由にみて下さい」とか「館の係りの方がこれから説明します」とか何か一言指示があるといーなーと思いました。
今日は、杉本さんの船に乗り、海からみた埋立地、水俣の風景をみました。そして無人島にいき、貝をみんなで集めそれをゆでて食べ非常においしかった。ここで水俣病が起こったことが信じられないほど、海がきれいでした。
午後ゆっくり出来る時間があり、アスレチックやキャンプ場がある森の中を散歩。森の中にも動物がたくさんいて普段の生活では見ない景色に心踊る気持ちでした。
いろいろなところ、海も山もまわり、分刻みで動くツアーでなくゆっくりと自由に動ける時間も設定されていて一つのテーマを見られる今回のツアーは人と話せる時間もたくさん持つことが出来、とても有意義でした。
村田佳寿子
水俣市がIS014000の認証取得を目指していると聞いて、IS014000判定委員を務める私としては大変嬉しく思いました。
IS014000が最高だとは決して言いませんが、少なくとも世界統一基準に照らして、合格点であることが認められることになりますから、「水俣病の水俣」でなく「環境の水俣」を証明することになる得ると思います。
あれほどの打撃から立ち直り、美しい海を取り戻し、人と人との絆も「もやい直し」としてつくり直そうとしている水俣の人々の姿は、日本国内はもちろん世界中の人々に感動と、勇気を与え、力づけとなることでしょう。取得の後は、ぜひ、インターネットで世界中の人々に知らせてあげてほしいと願っています。
また、20種類にも及ぶ資源回収システムがきちんと行われ、しかもこれが、人々の絆をつくる「もやい直し」の役割を担っていることにも感心しました。
ただ、ゴミに限らず、エネルギーであれ、食糧であれ、適正を目指すところから考えれば、第一にすべきは排出抑制です。この点から見た時、一時は低下したごみの量が、結局ほぼもとにもどりつつある、ということは排出抑制がうまくいっていないのでは…と思われます。
日本では、すぐリサイクル、リサイクルといわれますが、リサイクルするのだから大量に生産し、消費したって良いのだ、ということにはなりません。リサイクルは収集、破壊、再生のルートでそれぞれエネルギーを消費します。
環境問題は、私達人間の在り方の問題ですので、これを改めることが必要です。そのためには、価値観や考え方、生き方、生活様式などを根底から変えなくてなりません。
排出抑制とリサイクルをどう両立させるかが、今後の日本全体の課題であり、水俣市にそのモデルになって頂きたいと、又、水俣市なら出来ると心から期待し楽しみにしている。海すべて味わえないと水俣を味わったことにはならないだろう。でもそれには30日間くらいの時間が必要だと思う。けども、一日の中では今日のメニューは非常に有意義だったと思う。一般参加だけのツアーにぜひ参加したい。