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布土住民:キノコの「べニイグチ」がとてもおいしかった。

定期的に誰でも参加できるような歩け歩けのような会ができればいいな。

 

杉浦:自分にとって、なかなか行けなかった谷なども今回の調査を通じて行ってみた。驚きがあった。木や虫などの生態系から違う見方ができるんだなと思うようになった。

ここ2〜3年で定年帰農者が目だって増えてきた。なんらかの形で農地を荒らさずにいろんな人が農業に関わるようになってきた。いい形になってきたのかなと思うようになってきた。

 

平野:地区の里山の散策へ行ったことはあまりない。しかし、近くにいろんな里地があるのはいいことだと思う。

 

布土住民:保母をしている。地域にいても全然知らないことが多いと気づいた。

目の前は田園風景で、昔は農薬散布がひどかったが最近は少なくなった。

 

川平:子どもの数が減ってきている。若い夫婦が住みたいという町はどんなんだろう。子どもが遊べる場所があること。お母さんが働ける場所もあること。今の女性は外で働きたいと思っている。しかし布土は女性が働く場所が少ない。

自分たちで、活動や起業するようなことも将来的に考えたい。

 

北川:植物関係が好きである。子どもの時、布土の山や池が大好きだった。

タイコウチを30年ぶりに思い出した。山などに行かなくなったのは、農薬などで虫がいなくなった時からかなと思う。

 

布土住民:知多半島で一番自然が残っているのは、美浜だと思っている。100回以上、オレンジラインを歩いている。バードウォッチングに最適で20種類の島を確認している。バードウォッチング用のハイキングヨースの設定も可能。地域の豊かさ、自然と結びついた形で(活動が)ふくらんだらよいなと思う。

 

酒井:布土に生まれ育ったが、布土のことを全然知らない。山に入って遊んだ記憶がほとんどなく、海で遊んだことが多いかなと思い出した。

地元の自然ってこんなにいっぱいあるんだな、と驚いた。

 

森田:美浜にはいろんな「トンボ」がいる。非常に珍しいと言われている「ツノトンボ」「ハグロトンボ」も一杯いる。これは里山に入るようになって初めて気づいた。

保安林があったおかげで、豊かな自然が今も残っているのかなと思っている。本当は保安林は人が入ってはいけないが、来年以降は人が入れるようにしたい。

 

越前:布土地区では、五助の助け合いの意識が高いのかなと思う。

21世紀に向けたライフスタイルの実験ができる良い機会だと思う。

 

竹田:ザリガニがいて、トンボがいて、残されている自然が多い。子どもたちをもっと遊ばせればいいなと思う。

 

 

 

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