鵜の山(約10万平方メートルの松林)がある。鵜の池は昭和9年に国の天然記念物に地域指定されたが現在では生息地が東に移動し、管苅池周辺を主な住処としている。
● 和訳聖善発祥の碑 :
天保三年(1832)の小野浦の千石船「宝順丸」の乗組員音吉、久吉、岩吉の3名が大阪から江戸へ向う途中遭難してアメリカへ漂着し、異境を放浪中、ドイツ人宣教師ギュツラフと強力して、日本で初めての和訳聖書を完成した顕彰碑。
● 源義朝の史跡 :
平治の乱に破れた源義朝が、利に迷った長田忠致に沿重で殺害された時、身に寸鉄も帯びていなかった義朝は、「せめて木太刀にてもあらば」と悔やんだと伝えられている。この伝えから、義朝の墓には、受験祈願や良縁の願いなどを木太刀にしるし奉納されている。
● 野間大坊(大御堂寺) :
白川天皇の勅願時として、承暦年中草創のこのお寺には、源義朝(頼朝の父)の墓をはじめ、股肱の臣鎌田政家とその妻や、池の禅尼、平康朝の墓などがある。また、広大な境内には本堂、客殿、宝物殿などがあり、客殿は県の文化財に指定され、梵鐘は国の重要文化財に指定されている。