地域概要
美浜町は、愛知県知多半島の先端近くに位置し、東に三河湾、西に伊勢湾を臨む。
名古屋市に比較的近く、南知多と併せて海水浴をはじめとする観光と農業が産業の中心。また、知多半島全体から見ても自然(二次林含む)がまだ多く残されている。谷の奥には多くの「ため池」があり、大小含めて511カ所も残されている。愛知用水が完成してからは、灌漑用水供給の役割は少なくなったが、大雨時の水量調整が期待されている。
知多半島南部の植物相は暖地的で、もともとタブ・シイ・ヤブツバキ等の常緑広葉樹林が発達していた。しかし、現在その多くは二次林となっている場合が多い。本来の植物相は寺社林(鎮守の森)に多く残っている。美浜町では、富具神社や野間神社等の寺社林が該当する。都市化の波が徐々に迫ってきており、ここ美浜町で里地開発の流れが防がれている状態でもある。より都市圏に近い市町村では、里山はすでに開発され点在しているに過ぎない。
伊勢湾側の野間地区は江戸時代、南知多の各浦とともに千石船による海上輸送の基地として栄え、今も沿岸漁業が営まれ、近年では養殖海苔も行われている。
農業は米作を中心にみかんなどの果樹栽培が盛ん。このほか、古い伝統を持つ繊維工業、食料品製造業、窯業土石製品製造業も行われている。また、寺社を中心とする歴史のある街でもある。
斎藤町長は自ら「ふるさと研究むら」構想を持ち、「自然との共生、そして心」を大切にする「美しい町、ふるさと美浜」を育みたいの想いを持って住民とともに積極的に活動されている。
● 面 積 : 46.38km2 (東西約6.5 km、南北約10.5km)
● 人 口 : 26,076人(平成7年国勢調査)
● 標 高 : 最高約90m
● 町の木 : くろまつ
● 町の花 : つつじ
● 特産物 : のり、温室みかん、米、えびせんべい、水飴、鋳物砂
● レジャー :
海水浴・潮干狩り(3月下旬〜6月上旬〔伊勢湾は、8月下旬まで〕)・野間灯台(大正10年建造・高さ18m、光度15,000カンデラ)・みかん狩り(10〜11月)
● まつり、イベント:
はだかまいり(1月)・神武祭(4月)・にっぽん音吉トライアスロンin知多美浜(8月)
● 鵜の山 :
南知多道路美浜インター北の丘陵地は、日本のカワウの90%に当たる約10000羽の集団生息地、