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初日

9:00(オプション:自由散策コース)

(例)七蔵山散策コース(自由、または、ガイド、弁当、民泊6500円2人以上)

白神山地散策コース(ガイド、弁当、民泊付:参加費8000円4人以上)

翌日

9:00集合開校式の後、出仕事

18:00交流会(宿泊、杉ホール、山の杉小屋、天神荘)

2日目

9:00

1]二ツ井町との住まい散策

2]二ツ井町の大工、鍛冶屋に会い、天神荘を見る

3]その他

17:00開校式(解散)

 

シンポジウムの開催に関する提案

 

「森で遊び林業を考える学校」「森の学校」から、新「森の学校」への移行を円滑に行うため、今までの5回の開催に関する総括を行い、反省会や交流会を行った上で、これからの二ツ井の町づくり、生業づくり、木の産業づくり、暮らしづくりのためのシンポジウムを開催し、これをきっかけとする、「交流づくり」「産業づくり」「町づくり」を行うことを提案する。

 

シンポジウム後の活動に関する3つの提言

1]交流づくり

交流は、新「森の学校」を開催することで、木の産業づくりの広報的な役割を果たしながら、初日のオプションコースを、制度化し、日常的な「ガイドツアー」として、案内役となる地元の達人たちの登録と紹介を行い、働く場、収入の場を、作りだす。当面は、山に詳しい高齢者のこづかい程度に過ぎないかもしれないが、今後大きく発展する要素を秘めている、また、コースの設定次第では、外からの若年層ガイド候補者の誘致にも将来的な効果があると思われる。

 

2]産業づくり

天然乾燥、軸組工法、天然素材、または、天然乾燥、天然素材、在来工法には、将来的な住まいづくりの市場が明確にある。モクネットの事業の延長線上に、二ツ井町としての、または、流域としての林業活性化の方策、産直住宅単ないしは、住宅生協や、生協との連動した住まいづくり産業を射程にいれるベであると思う。この注文先取り、事業後づけ型のマーケットの把握とリスクを回避した事業構築がもとめられているように思う。木材発注から3年後の住まいづくりシステムの検討を、期間中の学習と森の学校による交流を交えながら検討していただきたい。

 

3]町づくり

二ツ井町に住む生活者が、二ツ井の町を見詰め直す施策は、すでに、200人委員会等で実践されていると思うが、このアンケートから、課題整理に至る過程を、さらに、町づくりに活かすための手法であり、先進事例として、熊本県水俣市の「地元学」及び、「水のゆくえ」、「あるもの探し」、「地区環境協定」、「グリーンツーリズム」等に学ぶ点が多々あると思う。また、鳥取県智頭町の「日本1/0村おこし運動」は、生活者全員参加型の運動として、すばらしいシナリオを示されているので、参照していただきたいと思う。

 

 

 

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