地域概要
岩手県東山町
JR、新幹線一関より大船渡線で約30分、東北自動車道からは、一関インターより車で約40分の一関と陸前高田の中程にある比較的平坦で気候温暖な地域にある。
文化的遺産が多く存在し歴史の名所ともなっている。特に、猊鼻渓、霊玄洞は、著名。
また、清流砂鉄と石灰のまちとして、東北中に知られている。東北の農業生産者を尋ね歩くと、この東山の石灰を、土壌改良材として活用している農家が多い。
この地域一帯は、石灰が風に飛ばされ、水に解け込み石灰が流出しているいことから、周辺の土壌、水質は、石灰分が多いのが特徴。
東山町の人口
現在は9,000人弱、昭和35年がピークで11,108人。以降徐々に減少してきている。しかしながら、大正から昭和にかけては、7,000人から8,000人であることから、急激な拡大も減少もしていない批較的安定的した理想的な里地といういい方ができるかもしれない。
世帯数でみると、人口の減少に反して、世帯数は上昇している。世帯人数は、大正から昭和の6人から、昭和30年台の6.4人まで微増したが、その後は、3.8人レベルまで現在減少してきている。
農林業者の推移
農家戸数は、昭和30年台の1232世帯から現在の1000世帯弱と比較的変化は少ないが、兼業農家の割合が圧倒的に増加して、従来の75%(専業、第一種兼業)から、現在は15%まで低下し、一関を中心とする2次、3次産業へシフトされてきた。
観光の町東山
東山町は、岩手県有数の観光の町です。渓谷美をほこる日本百景の猊鼻渓、3倍5000万年前のウミユリ等の化石の宝庫口霊玄洞のほかたくさんの観光資源がある。又、旧東北砕石工場も含めて今後期待される地域です。入り込み客数は、猊鼻渓レストランで、30万人となっており、観光の町である。