岩手地域環境保全型
里地づくり調査報告書
〜グスコーブドリのまちづくり〜
岩手県東山町における
環境保全型里地づくりの実践に向けて
調査概要
岩手県東山町では、宮沢賢治が晩年の3年間(34歳〜37歳)を過ごしたという歴史を踏まえ、現在、「宮沢賢治」の心を活かしたまちづくりを進めようとしている。宮沢賢治は、農業指導者、童話作家としても著名だが、近年、その自然と一体化した世界観・哲学が再評価されてきている。この思想に根ざした東山町のまちづくりは、まさに環境保全型里地づくりのモデルとして注目に値するものである。
本調査では、現地関係者との意見交換、地域住民との対話を通して、東山町が進めようとしている宮沢賢治のまちづくりの経緯、取組の現状、課題を整理し、今後の地域づくりの基本となるコンセプトを提示することとした。
<東北地域環境保全型里地づくり研究会委員>