今後、地球上の一大テーマは「コミュニケーション」といわれています。楽しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、困ったこと、お互いに関心を持ち、手をつなぐことによって良いことはより大きくなり、良くないことはより小さくなります。住んでいる地域の輪が次々とつながり、この広大な標茶町が一つの輪として更に強まったとき、標茶町はより素晴らしく、より強靭な街へと飛躍します。人と人、地域と地域、手を取りあって前進しましょう。
○町民みんなが「芸術家」(美意識と豊かな感性)
町を一つのキャンパスとすると、それに筆を入れるのは私たち町民の一人一人です。標茶の良さをもっと膨らませ、よりすばらしい環境を整えましょう。それは家の中であり、家の周りであり、自治会であり、町全体という風に。
○町民みんなが「挑戦者」(前進、ネバーギブアップ)
○町民みんなが「地球の番人」(自然や産業を守る)
今、標茶町に残されている自然や産業は、私たちのものであり、また、国民のそして人類の財産でもあります。22世紀に生きる子孫への資産として、これらの財産を守り育てていきましょう。今、地球規模で考え、地域で活動する。また、地球を考え、地球規模で活動することが重要な時代を迎えています。
ビジュアル(シンボルマーク)
釧路川によって、南半球と北半球に分かれた標茶町を象徴したマーク。を作成している。
<各地域の地域整備計画とその評価>
虹別地区 「農業公園構想」
面積2万ha、人口1,000人強、酪農生産の基地として全国有数の地。4つの集落毎の目的別活動が行われている。
昭和60年代に入ってから、町で集落再編の動きが出始め、63年頃から集落再編作業が成され、4つの振興会が作られた。更に市街の町内会が合併し、虹別地区連合振興会が作られた。
全員参加で地域づくりを行うと言うことで、自分でやれることは自分で、地域のことは連合会、大きな仕事は、町、農協と共同で、と考えている。
「ユートピアは田園にある」ということで虹別の公園化計画を進めている。これは基本理念の「生産の場としての役割に加えて、自然環境を守り、休養の場としての地域をつくる」とともに地域の理念、地域人の理念があり、これに対するアクションプランを掲げている。この計画の作成に当たっては、地域内の住民の声を聴き、連合会によってつくられた。
これにより、農村公園、虹別の公民館、芝生の造成、農村公園、1A1P運動、パークゴルフのできる公園、多目的運動広場等を住民自ら重機などを持ち込み、手作りの整備を行っている。
また、地域のマップ作りを行い、配置図を作って全戸に配布した。毎年暮れにカレンダーも作っている。