この地域整備計画事業は、現在も地区毎に整備するよう標茶町では、推進している。
標茶町CI計画について
平成6年標茶町は、CI策定委員会を設け、CI計画の検討を行い、CIの考え方、理念、行動指針、ビジュアル(シンボルマーク)の決定を行った。
CIの考え方は、標茶町の望むべき方向を示す「理念」、望むべき姿へ向かう「行動指針」、標茶町の存在を強調し、また運動総体の旗印となるべき「シンボルマーク」の3点を検討し、単に外部へのアピール度の向上のみに留まらない、標茶町を愛することを助長し、明るい地域社会を構築する運動として位置づけ、推進を図る計画を策定した。
また、この理念、行動計画、CIの普及啓蒙活動のための
・しべちゃ再発見ツアー
・ふるさと自慢大会
・地域整備計画の推進
・町内外の研修と交流
・シンボルマークの積極的利用
を提言している。
住民自身による「集落再編」「1A1P事業」「地域整備計画推進事業」「年度別実施計画」の作成の上に、標茶町では、平成6年「標茶町CI計画」を作成した。そして、このCIが、各住区が定める地域整備計画と相まって、個人、家族、集落、学区、住区、振興会の課題や夢と重なり、活力を盛り上げていく点に最大の目的があるように思える。故に、最初に全体のCI計画が先行するのではなく、地域のビジョンができたあとに、CIがなされているのが、標茶の堅実さを示しているように思える。
標茶町のCI
理念
「私たちの住む標茶町は、自然の百科事典。その豊かな自然のふところの中で、生活と生産が営まれています。見なれた緑を、水を、空を、大地を、そしてお互いの顔をもう一度見詰め直して下さい。新たな創造の扉がそこかしこに見えてくるはずです。自然についての「いなか」はあったも、居住環境についての「いなか」は存在しません。一人一人の知恵と力をだし、この心豊かなマチをより健康な町にするために前進し、世界に誇れるマチをみんなでつくりましょう。その輝きにだれもが振り向くように。そして、みんなで知らせましょう。すべての命が感じられるこのマチを」
行動指針(細目は一部抜粋)
○町民みんなが「外交官」(広報マン、交流の推進)
○町民みんなが「宝物発見隊」(標茶再発見、ディスカバリーしべちゃ)
○町民みんなが「一つの輪」(コミュニケーション)