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千代田町立稲吉(いなよし)児童館

 

〒315-0054 茨城県新治郡千代田町稲吉2-6-5 TEL.0298-32-1022 FAX.0298-32-1268(町役場南部出張所)

 

設置主体:千代田町

人 口:26,512人

設立年月日:昭和60年4月1日

職 員 数:3名(内館長は本庁課長)

開館時間:午前8時30分

閉館時間:平日午後5時00分 土曜日正午

休 館 日:日曜日、祝日、年末年始12/28〜1/4

地域環境:千代田町は茨城県のほぼ中央に位置し、面積48.50km2西北端に筑波山系の山々が控えている関係で気候は四季を通じて温暖で、果樹栽培及び果樹観光が盛んである。町の中央を常磐自動車道と国道6号線が、東側をJR常磐線が走っている

 

●児童館ふれあいボランティア育成活動●

 

この椅子はボクとパパの自信作!

 

活動の概要

稲吉児童館は日常の児童館活動、児童の文化、リズム活動、年4回開催の三世代交流事業等において、地域の老人クラブや母親クラブ、ボランティア講師、読み聞かせ会、小中学校の巡回指導の先生方の皆さんに守られ支えられている。それぞれの方が地域の子ども達のために、持てる力を惜しみなく提供下さっていることに感謝している。行事や事業を計画、準備、開催する中で、そこに費やす労力は皆との出会いと関わり合うことの喜びに代わっているようである。

そこで、児童館を利用するこどもと父母、地域の方々にも協力の輪を拡げたいとの思いから全児連の援助による“地域ボランティアコーディネーター育成事業”に取り組むことにした。更によき児童館の存在を広範囲の住民の方々にも事業活動を通して知らせ、気軽に利用していただき、信頼と協力を強めたいと考えました。まず夏休みに家庭より持ち寄ったタオルに子ども達がミシン掛けをし、台ふきんに仕上げ、町の特別擁護老人ホームに持参、親子で施設訪問をした。歌やハンドベル演奏、パネルシアターを披露し楽しんでもらった後、リボンを結んだ台ふきんを一人ひとりに手渡し握手をして会話をした。9月、地域の定例会議にボランティア講座を加え事業を理解していただき、「児童館まつり」に手づくり「木工せいさく体験コーナー」を中心に据えることを決めた。ボランティアスタッフ募集と並行して「ミニ椅子作り親子教室」開催、木工機材を使って材料をカットし、組み立てたり釘を打ち、完成の喜びを味わったが、一連の作業中で機材の調整や扱い方等を得意なお父さんにご指導いただいた。

続いての「まつり」準備と当日スタツフとしても一役買って下さり、「ブンブンゴマ」「木工パズル」「額作り」等、大勢の子ども達が電気糸のこやボール盤を使い、オリジナル作品づくりに挑戦することができた。

お父さんの出番に加え、5・6年生のあそびスタッフ、技術を高められたお母さん、準備から最後の片付けまで応援下さった老人クラブの皆さんと、事業を通して輪が大きくなったことを実感した。

 

活動の成果

児童館は、児童福祉法施設の中で唯一子どもが自分の意志で来館し、利用する場所である。そこに来て楽しければ長時間過ごすだろうし、いやになれば他所へ移ることが可能である。稲吉児童館はその中にあって保護者の申し込みにより入会する学童保育クラブ児童がいる。春、夏、冬休みは、朝から一日ここで過ごす。必然的に、朝は学童保育クラブ児童が職員と共に館内外の清掃を行い、その後10時まで学習時間としている。一般来館児童は10時より入館、以後は皆と同様に過ごす。

 

 

 

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